晴れて暖かい日になりそうなので、予定通り ねこ の毛皮を洗濯しよう、と。


それにしても、この頃 ねこ は外に出かけたきりなかなか帰ってこないことが多いので、まずは朝、一食目の手作りゴハンを食べているときに、猫専用出入口を閉め、ジャガイモ入りと空き瓶の入ったダンボールでバリケードを作り、家中の扉や窓に鍵をかけて ねこ を家の中に閉じ込めて。


ねこ の食事が終わり、小一時間ほど経ってから…食べてすぐの入浴はよくないでしょうから、というより、筆者が台所の片づけを終えてから…風呂場に二枚の専用の古いバスタオルを持ち込み、シャワーを出して温度を上げておいて、ニャーニャー鳴きながら家中を歩き回り、脱出を試みる ねこ をつかまえて風呂場に連れて入ることに成功して。


お湯を背中に、お腹にかけると、しばらく洗っていなかったからかなかなか地肌まで濡れないので、いつもより多めのシャンプーを使ってとにかく手早く泡だらけにしよう、と。


すすぎにお湯をかけ始めると ねこ はまんざらでもなさそうに気持ちよさそうな顔をしている。なるべく早く泡を洗い落として早く終わってやろう、と。


古バスタオル二枚をたっぷりと使って毛の長い ねこ の毛皮の水分を取り、右手でしっかりと ねこ の体を支え、飼い主のスウェット・シャツの胸にしがみつかせて居間のコタツのそばへ。コタツの電源を入れ、布団を持ち上げると ねこ はすぐに中に入ったものの、しばらくすると熱いのか出てきてしまった。布団の片側を持ち上げてトンネルを作り、再度 ねこ をコタツの中へ。今度はしばらく中にいるつもりになった模様。


二食目の手作りゴハンができる頃には ねこ の毛皮はあらかた乾いたかな、と。食後に、出口を求めてニャーニャー鳴きながら家中をうろうろし始めた ねこ を見かねて、家族が外へ出してやったらしい。毛皮が乾いていれば、まあいいとしましょうか。