朝から曇りだが気温は高くなりそうで湿度が思ったよりも低めなので、ねこ の毛皮の洗濯をすることにして。


ねこ はいつも通り一食目の手作りゴハンとヨーグルトを食べたあと、出かけていった。かえってきたところで「猫専用出入り口」を閉めて、屋内に閉じ込めることに成功した。早朝に起き出してきたとき、毛球症対策ペーストを舐めさせておく。今までに舐め取って胃の中に溜まっているに違いない毛の固まりを少しでも溶かしておこうと。


朝食の片付けをしている間、ねこ は二階の物置部屋に入り込み、部屋の一番奥に積み上げてあるガラクタの上に、使い古した花ゴザを畳んだ「サマー・ベッド」の上で気持ちよさそうに眠っていたのだろう。


台所の片づけを終えて、風呂場のシャワーを出して温度を上げ、猫専用古バスタオルを浴槽の蓋の上に置いてから ねこ を探して二階にたどり着くと、ねこ は体を伸ばしてあくびをした。目はこちらを見ているものの、頭はまだ眠っている感じで、抱き上げるなら今! と、物をどけて通路を作りながら ねこ に近づいて抱き上げると、少しずつ目が醒めてきたようで。


二度ほど床に降りかけた ねこ をその都度抱き上げて確保し、風呂場に無事に連れ込んで扉を閉める。ねこ はやっと目が覚めたようだったのだが。


気温が高めなので、シャワーの水温はあまり上げないようにして。窓を細めに開けておいたので、風呂場の中が蒸し暑くならなかったことが良かったのかも。


猫たちの常で体が濡れることを嫌い、必死で抵抗されて爪や歯で生傷を負いながらお風呂に入れることも過去にはあったような気がするのだが。


一度だけは浴槽の蓋の上に飛び乗られはしたものの「いい子だねぇ」「おりこうさんだねぇ」「よくわかるねぇ」などと猫なで声で話しかけながら、二度のシャンプーをして洗い流し、大騒ぎをほとんどしないまま濡れ鼠(猫)の長い毛足を手で絞ったあとで古バスタオルで包み、水気を拭き取る。


寒い季節ならば胸にしがみつかせて暖房をきかせた居間のコタツの中に直行させるのだが、今日は風呂場の扉から出すだけでいいだろうかな、と。


風呂場の掃除をしてから、ついでに飼い主もシャワーを浴びる。浴室を出ると、ねこ は寝室の真ん中で体中を舐めまわしていた(画像をごらん下さいな)。明日は、毛球症対策ペーストを舐めさせよう。


風呂上り