「毛の長いしろいねこ」の今日の分…つまり昨日の ねこ の話として何を書こうかしら、と家族に意見を求めた。


昨日は、午前中は台風に備えて「趣味の菜園」に出て、大急ぎでラッキョウの収穫やら草刈りやら、強風が吹いても倒れないように等々の手入れに追われ、昼食後は外出して、とあまり ねこ が何をしていたのかに気を停めているヒマがなかったのであるよ。


ねこ は二食目を食べているところだったのだが、ねこ の名まえを口に出す度に ねこ の耳がこちらを向く。名まえをしっかり憶えていて、飼い主たちが何か自分について話しているのをちゃんと知っているのだな、と。


猫に限らず、生き物たち…たとえばニワトリなどでは…自分の名まえを記憶しているとは思えないのだが、自分に向かって顔なじみの飼い主が何か言っているということは少なくともわかるようだけれど、名まえの他には、ひょっとすると「ゴハン」や「おうち」ぐらいの言葉には反応するような気がするけれど、その程度かな、と。


ねこ は名まえの他には「いいこ」「ゴハン」はわかるらしい。けれど、「おうち」「おいで」「こっちだよ」あたりになると言葉の意味を理解してというよりは、言葉を発した飼い主の気持ちの方を推し量って行動しているような気も。戸口に向かって座っているときに「行くの?」と声をかけると、立ち上がって出かけようと行動に表すし、時々は「ニャー」と返事をする、などというのも。