それで、近隣をぐるっと一周して、先日通りがかったオーブンエアーの店に来ました。
TOKYO CUISINE "GOGYO"なる創作料理をウリにしている店のようです。
店内の若い元気のいい男子に聞くと、昨年12月にオープンした新し目の店だそうです。 流れているBGMといい、スタッフの声といい、少し音圧が下がっても良いのではと思う位に元気があります。
「TOKYO CUISINE」とはおそらくは「Nouvelle Cuisine」(かつて70年代に出てきたフランス料理の新しい潮流)をもじった造語でしょうか。 ニュアンスとしては、"地域の素材にこだわり、その組み合わせやアレンジを工夫する料理"と言う意味だと思われます。
また、店名の"GOGYO"とは、「五行」だと思われ、中国古代にあった自然哲学「五行思想」から借用して来たコンセプトでしょうか? 万物は、木・火・土・金・水の5種類の元素からなると言う説です。
あまりコンセプト倒れになってしまわないようにしないと、長続きできない様に思うのは気にし過ぎかもしれません。 さて、店内はモノトーンで統一され落ち着いた感じがします。 但し、すぐ前の道路は一方通行ですが、六本木通りと赤坂、青山通り方面への抜け道としてかなりの交通量があり、落ち着かない気がします。 ディナータイムは、オーブンエアーではキツイと思います。
メニューが食べログ等に出ている時期のものとは、かなり変わっているのが分かります。 今の”ウリ”は日光豚のようで、それを使った和のメニューが7種類ほどあります。
あとは、パスタも2種類ほどあり、ロコモコ丼にカレー(賄いのようですけど!?)と言う感じで、これが”東京キュイジーヌ”なのかとは思いませんでした。 あくまで、コンセプトですから。
こういう場合、パスタは最も危険な選択で、シンプルですが外すと本当にひどい一皿に遭遇する可能性が高いので、まずは除きます。 スタッフに訊くと、”ウリ”の日光豚を薦められたのですが、ユニークな「ロコモコ丼」に惹かれてオーダーしました。
13時30分過ぎですが、店内は8割程度の客の入りで結構混んでいました。 半数の方はすでに食べ終わって、談笑している感じです。 残念ながら、席は最も耳障りで落ち着かないカウンター席の端で、スタッフのやり取りは丸聞こえで、厨房の中の様子も丸見え、スタッフ通しのタメ口も耳に入って来ました。 非常にカジュアルで元気があり、慣れればくつろげるのでしょうが、最後まで落ち着けなかったです。
さて、肝心の「ロコモコ丼」ですが想像以上に待たされました、10分以上は待ったでしょうか・・・・。 出て来たものは予想外の見た目でしたが、「ハンバーグ・ドンブリ」と思えば問題はないでしょう。 それよりも残念であったのは、味噌汁が付いてきたのですがどうって事のないもので、揚げと残った野菜の葉が入っているもので、全く無くても良いような味、量でした。 以前は、スープだったみたいですが、何か工夫した方がよいと思います。 サラダは特にどうこう言うものではなかったです。 800円位であれば何も言うことはありません。 無理に1000円にしているのかという感じです。
ロコモコ丼はまあハンバーグのアレンジ・メニューと考えればいいのでしょうが。
ハワイにおけるファーストフードですが、ハンバーグと目玉焼きをご飯の上に乗せてグレービー・ソースをかけるのが基本だと思います。 あとは、アレンジでアボカドやチーズとかトッピングを変えると個性が出るんだと思います。 そう言う意味では、グレービー・ソースというよりもケチャップ添えみたいな感じで、”???”(手抜き)という印象でした。 これは,”ロコモコ風ハンバーグ丼”であって、”ロコモコ”と言ったら大いなる勘違いになります。
これなら、アークヒルズにある”バビーズ ニューヨーク”で100%ホームメードの「ベーコンバーガー」(何と¥1400もします)頼んだ方がずっといいなあと言うのが本音です。
この店舗では、13時以降に来ると食後のドリンク(コーヒー)が無料で付いて来るというサービスがあるので、逆に混んでいるように思います。 見た目と雰囲気、さらには、”ノリ”でディナータイムは賑わっている店だと思います。 若いカップルのデートには良いのではないでしょうか。
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TOKYO CUISINE GOGYO AKASAKA (創作和食 / 赤坂駅、溜池山王駅、六本木一丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0