凪良ゆうさんの「薔薇色じゃない」。
私の求めている系統のお話で
とても満足の読後感でした。
実はこの本、単行本でお値段が少々張るため、
読メのみなさんの感想を読んでから決めようと、
しばらく様子見してたのです。
発売後、みなさんの感想を読ませていただいたところ、
高評価なものが圧倒的に多く、
そして、「こういうお話ならぜひ読みたい！」
という気持ちになったので
2カ月ほど遅れましたがコミコミにて購入した次第です。
（コミ特ペーパー付きが残ってて良かったー♪クリアファイルもねｗ）
結果、買って正解！
読んで良かった！
お気に入り作品となりました！
物語は、どちらもゲイである
水野と阿久津の15年という長い期間のお話。
別れがあり、結婚があり、
別の相手との関係もありと、
読み手によっては地雷になるかもしれません。
が、私は全く無問題でした。
そうなってしまうのも必然だと思えたり、
そういう選択もありだと納得できたりして、
それはひとえに
凪良さんの筆力、表現力によるものだなと思います。
イラストは奈良千春さんです。
凪良さんのお話も奈良さんの絵も大好きなのですが、
凪良作品に奈良絵は合うのかな？
という微妙な気持ちが、
読む前にはありました。（個人的な印象です）
でも、そんな思いは読み始めてすぐに消し飛びました。
さすが奈良さん、凪良作品を見事に表現されてます。
挿絵のひとつひとつに描かれる表情や空気感が
物語と重なり、その世界をさらに奥深く演出されてます。
読み始めてすぐに挿絵をパラパラっと見た時、
ふと目にとまったのが153ページの
頬杖をついた阿久津でした。
本文を読み進めてそのシーンに辿り着いた時、
凪良さんの一文に奈良さんの絵が重なって、
阿久津の心情がじんわりと胸に伝わってきました。
これって、素晴らしい挿絵効果ですよね。
そして、なにより唸ったのが表紙絵と口絵。
読了後に見てみれば、
この2枚の絵だけで、
物語が見事に表現されてると感嘆しました。
やはり奈良さんは凄い！
こんな感じで、
凪良さんの文章と奈良さんの挿絵によって
描きだされる物語は、
単なる恋愛ではなく、
ふたりの人生と奥深い関係性を堪能させてくれます。
読んで良かった！（二度言います）
と、ここまではまっとうに書いてますが、
ここらでちょいとハシタナイ一言をば(笑)
表紙のみかん（オレンジ？）が
アレに見えてしょうがないんだが(〃艸〃)ﾑﾌｯ
薔薇色じゃない 著者：凪良ゆう イラスト：奈良千春
幻冬舎コミックス ＢＬ小説 2016年6月
★★★★★
◆あらすじ（帯）
磁石の両極が引き合うように、怖いくらいスムーズに恋に落ちた水野と阿久津。
大学卒業後、同棲を始めるが、会社員となった阿久津とフードスタイリスト修行中の水野は少しずつすれ違い、水野がふと漏らした一言が決定打となり別れる。
一年後、再会したふたりは友人としての関係を築く。
迷いと過ちを繰り返しながら辿りついた先は……？
出会いと別離、恋と友情、
すべてを越えた、かけがえのない存在 ◆
以下の感想は読メからコピペしたものです。
エロを読ませるためだけのBL本に飽き飽きしている私は、
恋愛だけでなく人生の機微が描かれたこの本に大満足！
人生に幾度となく訪れる分岐点。
作中に何度も出てくる
選択肢を問うフレーズがとても印象的だ。
でも、どれほど慎重に選択しても
後になって後悔するというのは往々にしてあることで。
恋愛、仕事、別離と再会……
水野と阿久津の紡いだ15年の年月に起こる様々な出来事に、
時に共感したり、
時に憤慨したり、
時に涙したりと
心を揺さぶられながら読了。
帯の「すべてを越えた、かけがえのない存在」。
そういう相手と巡り会えたふたりは幸せ者だ。
コミ特ペーパー「十七年目」：
亭主関白男だった阿久津が頑張ってるｗｗｗ
たとえそれがハズレていても
そこに籠められた気持ちは最高のもの。
「手を抜かず、基本をしっかり押さえ、向かう相手のことを考える」（SSより）
――同性異性に関わらずフウフ円満の秘訣だね！
（読了日2016/8/21）
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私の求めている系統のお話で
とても満足の読後感でした。
実はこの本、単行本でお値段が少々張るため、
読メのみなさんの感想を読んでから決めようと、
しばらく様子見してたのです。
発売後、みなさんの感想を読ませていただいたところ、
高評価なものが圧倒的に多く、
そして、「こういうお話ならぜひ読みたい！」
という気持ちになったので
2カ月ほど遅れましたがコミコミにて購入した次第です。
（コミ特ペーパー付きが残ってて良かったー♪クリアファイルもねｗ）
結果、買って正解！
読んで良かった！
お気に入り作品となりました！
物語は、どちらもゲイである
水野と阿久津の15年という長い期間のお話。
別れがあり、結婚があり、
別の相手との関係もありと、
読み手によっては地雷になるかもしれません。
が、私は全く無問題でした。
そうなってしまうのも必然だと思えたり、
そういう選択もありだと納得できたりして、
それはひとえに
凪良さんの筆力、表現力によるものだなと思います。
イラストは奈良千春さんです。
凪良さんのお話も奈良さんの絵も大好きなのですが、
凪良作品に奈良絵は合うのかな？
という微妙な気持ちが、
読む前にはありました。（個人的な印象です）
でも、そんな思いは読み始めてすぐに消し飛びました。
さすが奈良さん、凪良作品を見事に表現されてます。
挿絵のひとつひとつに描かれる表情や空気感が
物語と重なり、その世界をさらに奥深く演出されてます。
読み始めてすぐに挿絵をパラパラっと見た時、
ふと目にとまったのが153ページの
頬杖をついた阿久津でした。
本文を読み進めてそのシーンに辿り着いた時、
凪良さんの一文に奈良さんの絵が重なって、
阿久津の心情がじんわりと胸に伝わってきました。
これって、素晴らしい挿絵効果ですよね。
そして、なにより唸ったのが表紙絵と口絵。
読了後に見てみれば、
この2枚の絵だけで、
物語が見事に表現されてると感嘆しました。
やはり奈良さんは凄い！
こんな感じで、
凪良さんの文章と奈良さんの挿絵によって
描きだされる物語は、
単なる恋愛ではなく、
ふたりの人生と奥深い関係性を堪能させてくれます。
読んで良かった！（二度言います）
と、ここまではまっとうに書いてますが、
ここらでちょいとハシタナイ一言をば(笑)
表紙のみかん（オレンジ？）が
アレに見えてしょうがないんだが(〃艸〃)ﾑﾌｯ
薔薇色じゃない 著者：凪良ゆう イラスト：奈良千春
幻冬舎コミックス ＢＬ小説 2016年6月
★★★★★
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◆あらすじ（帯）
磁石の両極が引き合うように、怖いくらいスムーズに恋に落ちた水野と阿久津。
大学卒業後、同棲を始めるが、会社員となった阿久津とフードスタイリスト修行中の水野は少しずつすれ違い、水野がふと漏らした一言が決定打となり別れる。
一年後、再会したふたりは友人としての関係を築く。
迷いと過ちを繰り返しながら辿りついた先は……？
出会いと別離、恋と友情、
すべてを越えた、かけがえのない存在 ◆
以下の感想は読メからコピペしたものです。
エロを読ませるためだけのBL本に飽き飽きしている私は、
恋愛だけでなく人生の機微が描かれたこの本に大満足！
人生に幾度となく訪れる分岐点。
作中に何度も出てくる
選択肢を問うフレーズがとても印象的だ。
でも、どれほど慎重に選択しても
後になって後悔するというのは往々にしてあることで。
恋愛、仕事、別離と再会……
水野と阿久津の紡いだ15年の年月に起こる様々な出来事に、
時に共感したり、
時に憤慨したり、
時に涙したりと
心を揺さぶられながら読了。
帯の「すべてを越えた、かけがえのない存在」。
そういう相手と巡り会えたふたりは幸せ者だ。
コミ特ペーパー「十七年目」：
亭主関白男だった阿久津が頑張ってるｗｗｗ
たとえそれがハズレていても
そこに籠められた気持ちは最高のもの。
「手を抜かず、基本をしっかり押さえ、向かう相手のことを考える」（SSより）
――同性異性に関わらずフウフ円満の秘訣だね！
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