これまた、いつ買ったのか
全く記憶にないほど積んでた本です。

ひちわゆかさんの『今宵、雲の上のキッチンで』新装版。
2005年ビブロス刊の同タイトル小説に、
書き下ろし2編を加えて2008年に出し直しされたもの。

攻がセレブな実業家、
受がカフェのマネージャーという王道なれど、
両キャラともに癖があって面白かった。

あとがきに、
「雲の上の天の邪鬼VS地上のハバネロ」
とありますが、まさしくそんな二人でした♪

二人のやりとりに何度も吹き出して ∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!
特に受の毒舌がキレッキレ!
金持ちで見栄えはいいのに実はヘタレな攻を、
バッサリと斬りつけ、ザックリと抉ります(笑)

脇キャラも良かったです。
カフェで常日頃から
受の毒舌に斬られまくってるスタッフたちや、
眞宮の幼少時からのお目付け役・多岐川。

特に私は多岐川がお気に入り。
まさに『じい』と呼べるような存在なのです。
多岐川と眞宮のやりとりにもたびたび笑かされました。

ストーリー的にはツッコミどころもあり、
今一つハマりきれなかったりもしましたが、
それは脇に置いておく事ができる程、
楽しめるお話でした。

書き下ろし2編も良かったです♪

今宵、雲の上のキッチンで(新装版)
 著者:ひちわゆか イラスト:紺野けい子

BBN BL小説 2008年7月
★★★★
今宵、雲の上のキッチンで (新装版) (ビーボーイノベルズ)/リブレ出版
¥1,026
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
小さなカフェ「ルフージュ」で働く新は、オトコ殺しの笑顔の持ち主だが、中身はハバネロ級の毒舌家。
近くに建つ高層ビルの最上階に住む実業家・眞宮は、精悍な男前なのに好きな人には心と逆の態度を取ってしまう天の邪鬼。
そんな二人が偶然出会い、新は眞宮に正体を隠して、毎日食事を届けることに!
会えば喧嘩の意地っ張り同士だけど、顔も見えない夜のキッチンの暗闇では、なぜか素直になれて…❤
大人気ラブ新装版、新編書き下ろし! ◆


感想は読メからコピペしたものです。

気になる相手を前にすると
テンパって心とは裏腹の言葉を吐いてしまい
(言葉が足りないうえに言葉の選択ミスもあり致命的w)、
傲慢なセレブ男の烙印を押される攻・眞宮(でも、実はヘタレ)。

対する受の新は、
男殺しスマイルとハバネロ級毒舌を併せ持つ
難易度MAXの男。

二人の噛み合わないやりとりに何度笑かされたことか。

途中の暗闇展開には無理を感じて
引っかかったりはしたものの、
それがあってこその物語だし、
二人の様子も微笑ましかったのでまぁいいかと。

そして、眞宮の私設秘書・多岐川が良かった!
さり気ないツッコミも絶妙!

書き下ろし『春風の頃に』はその後編。
二人の甘いエピソードが読めて嬉しい♪
カフェ「ルフージュ」での
新とスタッフたちのやりとりも楽しかった。

『春風・前夜』はタイトル通り、
『春風の頃に』のエピソードの裏話。
眞宮を上手く導いていく多岐川が素敵
(孫を見守るような視線も温かく)。
ふたりの会話にもほっこり。

(読了日2015/11/24)

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