読メで読友さんの感想が上がるたび、
綺麗な表紙絵だなぁと気になってた作品。

評判も良いので、
いつか読みたいと思っていたのですが、
今頃になってしまいました。

カバー折り返しで初出を見てみたら
2014年11月となっていて、
なんと1年近くも経っていたのかと
我ながら驚きました。

はい。
デビュー作とは思えないほどの
良質な物語でございました。
BLBLしたものを期待される方には
物足りないやもしれませんけれど。

私は好きです!

ひだまりが聴こえる 著者:文乃ゆき
Cannaコミックス BL漫画 2014年11月
★★★★涙
ひだまりが聴こえる (Canna Comics)/プランタン出版
¥724
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◆あらすじ(裏表紙)
難聴のせいで何かと誤解を受け 周囲とうまく馴染めない大学生の航平は、いつしか人と距離を置くようになっていた。
そんな時に出会った同級生の太一。
バカみたいに明るい性格で思ったことを何でも口にする彼から
「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」
と言われ、航平はその言葉に心の底から救われて……。

友達以上恋人未満。
太一との出会いが航平を変えていく。 ◆


感想は読メからコピペしたものです。

人と人との心が繋がっていく様子を丁寧に描いた物語。

それを即恋愛と結論付けるBL定義は
私には不要のものなので、
この作品の緩やかな展開に満足の読後感。

具体的な行為に至らなくても
二人の想いとその先は読み手の心に伝わってくるお話だから。

徐々に聴力が失われていく航平の
「あれが 聴こえなくなるのは やだなぁ」
には落涙。

そんな航平のありのままを
受け止めようとする太一の心情も心に響いた。

諦めて距離を置くことでしか
自分を守れなかった航平にとって
自分を認めてくれる太一という存在が
大きなものとなっていく過程が胸に沁みた。

実は、私自身も耳の聞こえが悪くて
(年を追うごとに聴力落ちてます)
聞き返すことが多いので
相手に「大したことじゃないから」と
話を打ち切られる事が多々あります。

その時のなんともいえない気持ちが思い起こされて
航平の心情に共感してしまうので
どちらかというと航平寄りで読んでたかもしれません。

(読了日2015/9/22)

カバー下に4コマとレシピあり。
未読の方はお忘れなく!

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