凪良ゆうさんの初ディアプラス文庫です。
心に深い傷を負う主人公なので、
読んでいると切なくなったりしますが、
荒々しい事件が起こるわけではなく、
とても静かなお話です。

少し前に読んだ『ここで待ってる』に続き、
このお話も私好みでありました。
『心>身体』なお話が好きですので(笑)

感想にいく前に、読メつぶをスクショしておきます。
とってもどうでもいいつぶなのですがwww

つぶ2015/9/2


ニアリーイコール 著者:凪良ゆう イラスト:二宮悦巳
ディアプラス文庫 BL小説 2015年8月
★★★★
ニアリーイコール (ディアプラス文庫)/新書館
¥702
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
幼い頃に両親を亡くし孤独のなかで生きてきた仁居は、高校時代はじめての恋に溺れ、その一途さゆえに相手を追いつめ捨てられてしまう。
以来十年、人を愛することに臆病になっていた仁居は、ある日、元同僚の国立と出会う。
人懐っこく優しい国立は独りきりの仁居の生活にするりと入り込み、心をひどく波立たせた。
自分の重すぎる愛情で大切な人を失う恐怖に、国立から距離を置こうとする仁居だが……。 ◆


感想は読メからコピペしたものです。

原因は異なれど恋愛に関する深いトラウマを持つ
仁居と国立が少しずつ距離を縮めていく過程が
静かにゆっくりと紡がれるお話。

過去の傷ゆえに愛の加減がわからず心を閉ざして独り、
川べりの部屋で川を見つめる仁居の孤独と寂寞は胸が痛くなるほど。

国立のトラウマ克服も簡単ではなく、
そんな彼に向けた仁居の言葉が胸に沁みた。

愛し合う二人が触れ合うのは
身体だけでなくもっとずっと柔らかく温かく優しい部分。

あとがきに「地味地味と~」とあるように
確かに地味ではあるが、
二人の心の変化はとても大きなものだと
感じさせてくれるこの話、好きだ。

猫のニーニが可愛くて癒された。

そして二宮さんの絵が
このお話の世界にとても合っていて、
文章と絵の両方から二人の想いが伝わってきた。

(読了日2015/9/2)

≪凪良ゆう作品INDEXへ

↓クリックよろしくお願いします♪壁||ョ*´ェ`) 
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村

ここで待ってる (キャラ文庫)/徳間書店
¥680
Amazon.co.jp