高山しのぶさんの短編集です。
一迅社のアンソロ『アルカナ』で描かれた作品が多いです。
他社『B's LOG』掲載のお話も1作だけ収録されてます。

『あまつき』20巻と連動で全プレ企画があるので
購入したのですが、面白かった!

初出が2010年のものが1本ありますが
それ以外は2004年~2007年の作品ばかりなので、
絵が結構違います。

でも、お話は高山ワールドで
グイッと読ませてくれます。
描き下ろしもたっぷりありますよ~♪

私、高山作品は『あまつき』しか読んでないのですが、
たしか『ハイガクラ』も1巻が出た時に買ったはず。
でも、本が見当たらないんですよね。
そして読んだ記憶もない。
一体どういうことなんだろう?
夢でも見てたんだろうか(笑)

なお、全プレの詳細は各コミックスにてご確認ください。

それから、タイトルに『金色狼』とありますが、
もふもふではありません(そもそも非BL)。
でも、動物は出てきます(笑)

高山しのぶ短編集 金色狼と赤ずきん 著者:高山しのぶ
ゼロサムコミックス 非BL作品 2015年8月
★★★
金色狼と赤ずきん―高山しのぶ短編集 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)/一迅社
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◆内容紹介(一迅社HPより)
――クリスマスの良い子たちに、絵本を一冊あげましょう。
赤ずきんの女の子は、おばあさんの家へ届け物をする途中、森である男性に声をかけられる。
彼は、獣が出るから届け物を諦めるよう少女に告げるが…?
表題作「金色狼と赤ずきん」の他、完全新作の読切や「ハイガクラ」のモチーフとなった初期作品にデビュー作まで網羅した、高山しのぶ初の短編集が登場! ◆


感想は読メからコピペしたものです。

デビュー作と、
『ハイガクラ』の原型のようなお話も収録された
高山さんの短編集。

一読ではわかりにくいものもあったりするが、
じっくり読み込むとじわじわと来るお話ばかりで
やっぱ高山さんって凄い!

妖精、妖、天狗、幻獣……高山さんのツボは
私のツボにバッチリ嵌る♪

どのお話もお気に入りだが、
あえて1番を選ぶとホリー・グリーンのお話かな。
表題作含む2編と描き下ろし2編。
どれも胸に沁みるお話で、
特に最後の1編がズシリと胸に来る。

グリーンが担当日以外にも働いていることが
彼の若々しい姿に繋がり、
その意味がとても重くて……。

グリーンとトナカイとヤギ(ヘラジカ?)との関係性にも
とても心惹かれるので彼らの続きをガッツリ読みたい。

アニメイトPは鴇が乱入の4コマ。
オチに笑った。
あまつきだけではなく
鴇はここでも落とされて……一応あっちの主人公なのに(笑)

(読了日2015/8/10)

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