3月に届いた全サCD、
松岡なつきさんの『離宮の小鳥』を聴きました。

フレブラ10周年記念キャラクターブック収録の
『小鳥』をベースに新たなストーリーが加えられてます。

海斗がビセンテに攫われ
スペインに連れてこられて間もない頃のお話で、
視点はアロンソとなってます。

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離宮の小鳥『FLESH&BLOOD』番外編
 原作:松岡なつき イラスト:彩

Chara編集部 全サCD 2015年3月
★★★★涙

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◆キャスト◆
東郷海斗:福山潤
ビセンテ・デ・サンティリャーナ:大川透
アロンソ・デ・レイバ:遊佐浩二
レオナルド・バレーラ:宮田幸季
マルティン・デ・ゴメス:千葉一伸


アロンソ自身により語られるその内面が
心に響く物語だった。

側近のマルティンへの想い。
幼なじみで共に生きてきたマルティンに
友情を求めていたアロンソなれど、
主従の線を決して越えようとしない彼であるため
それは叶わず。

この二人の関係性にもとても惹かれます。

そして、ビセンテに友情を求めるアロンソ。
親友になりたいと願うアロンソの気持ちが溢れてます。

でもビセンテはアロンソに素っ気なくて…。
何しろこの頃のビセンテは
イングランドから攫ってきた海斗しか眼中になかったですから。

ビセンテに好かれるにはどうしたらいいのかを
レオに訊いたりしているアロンソです。

ビセンテに冷たくあしらわれても
めげることなく想いを向けるアロンソ。

CDを聴きながら、こんな状態だった二人の繋がりが、
本編24巻では強く太くなっていることを思い出しました。
お互いが大切な存在となった二人、本当に良かったです。
ビセンテとアロンソの関係性もとても好きですから。

そして、『小鳥』のエピソード。
本編でのひらがな表記でおなじみの
海斗の片言スペイン語を
じゅんじゅんが可愛く日本語喋りで表現してます。

そしてまたこの頃の海斗は
ビセンテにまだ心を開いてなくて…。
それでも海斗の傍を離れることなく
過保護に世話を焼こうとするビセンテが切ないです。
思わず涙がうるり…。

終盤はアロンソの睡眠障害と、その原因となった過去が
マルティンに明かされます。
とても重く辛いエピソードでしたが、
マルティンに打ち明けることができて
アロンソの心が少し軽くなったようです。
それほどにマルティンの存在も大きいのですよね。

フリトは、大川さんの仕切りで
ゆっちーと宮田さんと一伸さんが
ワイワイ楽しかったです♪
収録中、ほとんど喋りっぱなしだったゆっちー。
難しい字が多くて辞書をいっぱい引いたそうです(笑)

そして、スペインは
人名も宮殿名もややこしいのが多くて
声優泣かせだったようです。
これは読者泣かせでもありますもんねーwww

私なんてカタカナ自体に弱いので
登場人物のフルネーム、全く覚えてませんもん。
ついでに言うと、カイトの苗字が東郷だと
この記事のキャストの部分を書いてて知った。
もう綺麗さっぱり忘れてました!

それからじゅんじゅんのフリトは別録りだったのですが
上手い演出で繋げられてます。

フリトだけでも約16分、
トータルで63分のCDは、
フレブラの世界がさらに深まるお話で
とても満足のいく内容でした。

(鑑賞日2015/7/4)

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