華籐えれなさんの2004年刊行の古い作品ですが、
楽しかったです!

雑誌掲載された表題作と
書き下ろしの続編『恋愛改革』の2話構成です。

表題作はシリアスな展開でハラハラもさせられますが
エンドはホッとできる雰囲気で
思いがけず笑かされる場面もあったり。

その笑いは続編の方に引き継がれ、
何度もクスクス笑いながら読んでました。

ギャップの大きい受がとても印象的ですが、
実は攻も結構なギャップがあります。
爽やかで真面目な外見に似合わず
内心ではかなりデレてたり、
ムッツリーニの気があったり。

あと、受の弟も良かったです!
彼は策士だな、きっと。
兄カプを密かに操縦していきそうな…(笑)

恋愛派閥 著者:華籐えれな イラスト:佐々木久美子
リンクスロマンス BL小説 2004年6月
★★★★
恋愛派閥 (リンクスロマンス)/幻冬舎コミックス
¥923
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◆大物閣僚だった父を持ち、冷酷と評される瑞木は、国会議員の中でも稀有な美貌の持ち主。
そんな彼は、対立政党の若手議員・高透のやる気のない態度に憤り、叱正するが、はぐらかされるばかり。
ある日、宴席で飲み過ぎ、不覚にも高透に介抱され抱かれた瑞木は、衝撃の事実を告げられる。
事故で命を落とした高透の父の死は、実は瑞木の父の謀略によるものだったのだ。
高透の復讐心を煽った瑞木に、高透の反撃が始まる――。 ◆


感想は読メからコピペしたものです。

与党と野党という政敵同士の恋愛。
どちらも二世議員という政界モノだけど
堅苦しくなく読みやすかった。

表題作は受・瑞木の父親の汚職と
攻・高透の父親の事故死にまつわる疑惑という題材の
シリアスタッチできな臭い展開にハラハラもして。

高透視点の続編は
それぞれの性格が伝わってくる
コミカルな描写も多くて楽しかった。

美人なのにダサいスーツに
オヤジくさい趣味を持つ瑞木がツボ♪

そんな瑞木が可愛すぎると翻弄されてる高透もイイ!
彼の内心のボヤキには何度も笑いを誘われて。

瑞木の弟・優哉もいいスパイスだった。

3人の関係性も良かった!

そして私も
「だ……だめ、国会議事堂が見ています」
に笑かされた一人です。
えれなさん、ナイスだわ~v

(読了日2015/5/31)

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