榎田尤利さんの『threesome』は、
タイトルから想像がつく通り3ぴモノ。

凶暴な受はヤクザの組長、
組長を愛してやまない攻2人は
ドSな下僕(?)の顧問弁護士とおバカワンコな舎弟。

よくあるエロ特化な3ぴモノではなく
とても読み応えのあるお話になっていて
さすが榎田さんです。

心に刺さるエピソードもあり
何度も涙腺を刺激されつつ読んでいたのですが、
後半にはついにこらえきれず涙が溢れてしまったり…。

複数形なBL部分も非常に私の好みでしたけど、
この本ではBL部分以外のお話に、
より強く惹かれました。

円陣さんのイラストもとても素敵。
絵を見て涙してしまったページもあります。

カバー下にもイラストがありますのでお忘れなく!

そして私はコミコミで購入したので
表紙絵イラストのクリアファイルを貰いました(*´∇`*)

それから、みなさん御存知だとは思いますがこのお話は、
『erotica』に収録されてる「10×3」が元になっています。

そこで私はこの本をしっかり楽しもうと
「10×3」を再読しました。

その時、読メにあげた感想もこちらにコピペしておきます。

<読メ感想>
『threesome』読む前にこの本の「10×3」を再読。
エロ特化な話ではあるけれど、
3人のキャラクターがそれぞれにしっかりとツボを押さえているのでなかなかに面白かった。

これがどう膨らんでいくのか、新作への期待が否応なく高まり読むのが楽しみ♪
(2015/4/26読了)

【関連記事】
erotica

threesome 著者:榎田尤利 イラスト:円陣闇丸
リブレ出版 BL小説 2015年3月
★★★★★涙
threesome/リブレ出版
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◆あらすじ(裏表紙&帯)
快楽主義で女好きの極道・辻良典は、あるきっかけから、男ふたりと肉体関係をもつようになった。
切れ者弁護士の財津と、使い走りの舎弟・菊池――ふたりから鬱陶しいほどの愛を捧げられながらも、辻が愛するのは常に自分だけだったが……。
大人気エロティック短編集「erotica」内の続編が、長編書き下ろしで登場。 ◆


感想は読メからコピペしたものです。

単なるBLとしてではなく
一つの物語としてとても楽しませてもらった。

面白かった!

途中2度ほどショックを受け、
それに関連する手紙と円陣さんの挿絵、
そして辻の見た夢に涙がこぼれた。

誰も愛さないという辻だけれど、
レンを気にかけ、
櫛田の心に思いを馳せるのは
やはりそこに情が存在するからではないかと。

辻の財津と菊池との関係はとてもBL的だけど
無理に恋愛として完成させていないのも良かった。
辻という人間そのものを楽しめたから。

そしてカバー下のイラストがお気に入り。
殺伐とした世界に生きる辻のささやかで穏やかな時間…。

ところで、この一件で神立はどうなったんだろう?
書かれてなかったような気がして引っかかってるんだけども……
もしや私、読み飛ばしちゃったのか?(笑)

(読了日2015/4/29)

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