中原一也さんの2007年ラピス文庫刊『欲望の犬』
ラヴァーズ文庫から新装版となって発刊されました。

私は旧版も持ってますが、
内容を見事に忘れ去っておりました。
でも大型ワンコ攻めだったことは
しっかり記憶しています(笑)

書き下ろしも収録されてます。

そしてイラストは奈良千春さんから國沢智さんに。

それから、今回のラヴァーズインフォは
奈良さんではなく國沢さんでした。
薔薇の宿命ファミリーのほのぼのイラストで嬉しい♪

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欲望の犬(旧版)

欲望の犬(新装版) 著者:中原一也 イラスト:國沢智
ラヴァーズ文庫 BL小説 2015年4月
★★★
欲望の犬(仮) (ラヴァーズ文庫)/竹書房
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◆あらすじ(裏表紙)
将来有望な検事の水上護は、雨の中をずぶ濡れで立っていた野良犬のような男を見捨てておけず、つい自分の部屋に誘う。
だが、その男・大貫哲哉は、世話になった水上を「そんな物欲しそうな目で見るなよ」と押し倒してきて、しかもそのまま居着いてしまった。
不思議と水上は、この強引な居候の存在に癒されていくのを感じる。
しかしいつまでも素性を明かさない大貫に、所詮行きずりだと言われているようで……。
お互い見知らぬ他人のまま、躰ばかりが深く繋がっていく、切ない関係の行方は!? ◆


感想は読メからコピペしたものに、
書き下ろしについてを加筆しています。

旧版既読だけど
タイトル通りなお話だった印象くらいしか記憶になく
新作読むように楽しんだ。

雨の夜に拾った謎のワンコに
やたらと懐かれ貪られてるうちに
恋に堕ちてしまう検事の話w

若者なのに「俺のキャンディーバー」などと
オヤジ語が飛び出す大貫に笑ったw

水上の元彼・幸田、
過去にしたことを思えばズルイ奴なのに
なぜだか憎めず少々切なさも感じたり。

加筆修正は特にHシーンに、とのことなので
旧版を引っ張り出してH描写についてのみ比較してみた。

うん、たしかにHは今の中原さんの濃度になってるな。
個人的には旧版の濃度で十分だけど(笑)

書き下ろし『アダルトな恋人』はカプのその後編。

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、
幸田も出てきます。
出てきてるというだけでなく、
かなりカプに近い位置にいます。

なかなかに曲者っぽい幸田に思わずニヤリ。
私、幸田が結構お気に入りなのかも?笑

イラストは奈良さんから國沢さんにチェンジ。

挿絵も比べてみたら
同じシーンを描いたものが3枚あった。
新旧2冊で二人の絵師の絵が楽しめてお得とも言えるかな♪
奈良さんの絵で今と昔楽しむというのは…やっぱ無理だよね(笑)

いえ、私は國沢さんの絵も大好きです!

(読了日2015/4/12)

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