2014年ラストのコミコミ便で届いた
えれなさんの12月新刊3冊のうちの1冊です。

あとがきによりますと、
担当さんからのリクエストが始まりで書かれたそうです。

そのリクエストとは、
「小椋先生で甲冑ものを」
「悪魔も妖精も魔法も出ない
硬質な架空歴史ファンタジー」
というもの。

リクエスト通りのお話でした。
そして物語には
えれなさん独自のネタも盛り込まれてます。
そのひとつである
夢のシーンが幻想的で美しかった!

騎士王と愛の城 著者:華籐えれな イラスト:小椋ムク
B-PRINCE文庫 BL小説 2014年12月
★★★
騎士王と愛の城 (B-PRINCE文庫)/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
¥691
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
カステル王国の王子ユーグには、愛する人がいた。
妖しく美しい花のような、血のつながらない兄ルネ。
だがルネは反乱の罪で投獄されてしまい、
彼を救おうと奔走するユーグもまた、玉座の簒奪を狙う者たちの陰謀に遭い二人は離れ離れになってしまう。
かろうじて落ち延びたユーグは、再起を図り潜伏していた辺境の地で、男娼に身を堕としたルネと出会い……。
許されぬ想いに翻弄される兄弟が織り成す、熱情と裏切りの中世ロマンス! ◆


感想は読メからコピペしたものです。

同性愛は火刑という国で、
将来王位を争うことを義務付けられた義兄弟の
許されざる愛の物語。

義弟・ユーグを護れなかった自責から
身を落としても尚、自分を罰し続け
心とは裏腹の言葉を吐く義兄・ルネが切なかった。

暗転に継ぐ暗転の展開に、
この二人が本当にハピエンに辿り着くのだろうかとハラハラ。

でも、どれほど憎まれても揺らぐことのない
ユーグのルネへの深く強い愛に救われた。

ペーパーは後日談。
ユーグがやたらと盛ってたけど
その意図に納得すると同時に大人げのなさに思わず笑った。
(アンリがどんな子に育つのか想像すると楽しい)

(読了日2015/1/12)

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