『別冊マーガレット』にて
1986年1月~1987年5月に連載されていた作品。
当時、私はこのお話のためだけに別マを買い続けていたんですよ~。
暴走族が身近な存在だった青春を送ってたこともありまして(笑)
(と黒歴史を軽くカミングアウトしてみるwww)

その後連載された『瞬きもせず』も読んでたのだけど
こちらの記憶は私の中に全く残ってないのは何故?(知らんがな)
たぶん、読めば思い出すとは思うのだけど。

で、大好きだったこのホットロードが
何故か今頃になって実写映画化されるそうです。
和希役はあまちゃんの能年玲奈さん。
(私は『あまちゃん』見たことがありません)
ハルヤマ役は登坂広臣さん。
(こちらも誰それ?なナギです)

過去の記事に何度も書いてますが原作派の私は
実写映画にはシビアな目線になってしまいます。
だから興味は引かれないけど、
原作がまた読みたくなって購入した次第です。
かつて持ってたけど手放してしまってたので。

ちなみにコミックスを今回購入するに当たりAmazonで検索したら
完全版なるものが出てたことを知りました。
今はもう絶版なんですね。
できれば完全版が欲しかったなぁ。
映画化記念でまた出してくれないかしら。

そして、下記URLの記事に紡木さんのコメントが載ってます。
なぜ、映画化に踏み切ったのかについて触れられてます。
http://natalie.mu/music/news/102386

読友さんの情報によりますと、
ホットロードのハルヤマのモデルは
チェッカーズのフミヤさんだったそうです。
で、それを知ったフミヤさんが作った曲が
『Jim & Janeの伝説』とのこと。


なお、以下の感想は2冊まとめて書いてます。
どちらも読メからコピぺしたものです。

ホットロード1 著者:紡木たく

集英社文庫 非BL作品 1995年8月
★★★★★
ホットロード 1 (集英社文庫―コミック版)/集英社

¥670
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
子供のやさしさと正義を持ちながら。 自分のことすら見えずただひたすらテイルランプの光を追う主人公和希。 欠落した恐怖心と生意気な顔を持つ少年ハルヤマ…。 追いかける瞳を笑うように、細いうしろ姿は一瞬の狂気を抱いて走っていた――。 ◆


連載時に雑誌でずっと追っかけてた作品。
文庫版もずいぶん昔に手放してたのだけど実写化されると知り、
もう一度読みたくなって購入。
今の年齢で読んでこの本の世界に入っていけるかと
不安を覚えたけれど読み始めたら一気にタイムスリップ。
連載当時、自分の青春時代(なんか照れる単語だ)と
重ね合わせて読んでいた、とても懐かしい世界に包まれた。

転げ落ちていくのはとても簡単で、
でも本当はとても怖いこと。

正しいとか間違いだとかでは測れない
未成熟な少年少女たちの心情が
繊細に綴られている重いお話だなぁと今更ながらに感じ入る。

そういえばタクティクス(作中ではタクティス)流行ってたよね~としみじみ(笑)

ホットロード2 著者:紡木たく
集英社文庫 非BL作品 1995年8月
★★★★★
ホットロード 2 (集英社文庫―コミック版)/集英社

¥690
Amazon.co.jp

◆あらすじ(裏表紙)
「こんなに誰か
大事なんて
思ったことないよ…
……        」
「……にたくね…
死にたくねーよ
……     和希」◆



20数年ぶりの再読だけどやっぱり滂沱の涙。
昔と違うのは子を持つ身になった今だからこその
涙も含まれるということかもしれない。
親の心情を理解し(和希母には腹立たしい部分もあったけど)、
教師の言葉に共感し、
でもそれが若い彼らの未熟な心には響かず
通り抜けてしまうもどかしさもまた。
でも、誰かに愛されている実感が大切だというのは
いつの時代でも不変なのではないだろうか。

以前持ってた本は手放してしまったけど今度はもう手放さない。
実写化に興味は湧かないけど映画も素晴らしい作品になることを祈る。

そして。今読んでも春山が愛おしいです~。

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