2008年アルルノベルス刊『蝶宮殿の王子様』が
改題・改稿されてガッシュ文庫から出ました。

私は旧版未読です~。

アラブモノってどれも王道なお話が多いですよね。
嫌いではないですが私のツボでもありません。
沙野さんのアラブモノはどんなだろう?
というワクワクを胸に読みました♪

イラストは稲荷家房之介さん。
稲荷家さんの絵柄でアラブってすごくいいですねー!
神秘的な美しさです。

口絵裏のカラーイラストは旧版の表紙絵ですよ!
稲荷家さんのあとがきイラストの攻めが可愛かったー!
少年時代の攻め様です((・´∀`・))ンフッ♪

記事の最後に全サの情報を書いてます。

蝶宮殿の伽人 著者:沙野風結子 イラスト:稲荷家房之介
ガッシュ文庫 BL小説 2013年6月
★★★
蝶宮殿の伽人 (ガッシュ文庫)/海王社
¥690
Amazon.co.jp



◆あらすじ(裏表紙)
「せいぜい俺を愉しませるといい」
学生時代から恋情を抱く友人・ベノール王国の第一王子であるナイルスに請われ、王国に赴いた望。 そこで頼まれたのは、離宮に囚われた第四王子・ムスタファの無聊を慰める仕事だった。 鬱屈に荒んだムスタファは手負いの獣のようで、淫らな行為をも強いる。 初めはナイルスの役に立ちたい一心だったが、ムスタファの優しさを垣間見るうちほだされていき――。 想う男と戯れを許す男――二人の王子の間で心は惑い…? ◆


感想は読メからコピペしたものです。

面白かった!

アラブの王道な題材を使っていながら
さほど王道と感じることなく読めたのは
沙野さんの手腕ゆえかと。

想い人が変わるという進行も
その心情変化が理解しやすく表現されてるので
すんなり納得できたし共感もできた。

手負いの獣攻の執着は重さと痛みを伴うけれど、
読み進める程に彼の本質の純粋さと真っ当さが滲み出てきて
愛おしい存在になっていったから。

それが終盤、
望の心に危惧の念を覚えさせるのにも納得。

エピローグでいいカプだと感じさせて貰えたうえに
書き下ろしでもう一歩ステップアップしてるのにも満足。

さらに書き下ろしでは時空を超えた(?)さんぴ~も!
不思議な味わいで美味しゅうございました(笑)

旧版をかなり改稿されてるとのこと。
そうとわかると旧版も読んで比べてみたくなるー
という思いはありますが、
実際のところは積読多過ぎるので
旧版探しの旅には出ませんwww

<全サ情報>
沙野風結子2か月連続刊行フェアで全サがあります!
ガッシュ文庫作品の番外編を収録した
書き下ろし小冊子ですよー♪
詳細は帯でご確認ください。

沙野さんのブログによりますと、
ガッシュ文庫の新装版全作品となるそうです!
嬉しいですーヾ(●⌒∇⌒●)ノ

以下は沙野さんのブログに書かれていた作品名です。
虫偏シリーズ(「蛇淫の血」「蜘蛛の褥」)
斜光線
くるおしく君を想う
蝶宮殿の伽人
秘恋は咎に濡れ


『くるおしく~』に関しては
以前、ガッシュの雑誌のふろく小冊子に収録したお話だそうですが
それ以外は書き下ろしとのこと。

内容についてはファンからのリクエストを募集されてますよ~♪

あ、そうそう!虫偏シリーズは
八十島×折原を書く予定だそうですよ!
きゃー!
なんと嬉しいこと!

もちろん全サ応募しますよ!
今からもう楽しみでなりません!

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