華籐えれなさんの今回のBBNも日本舞台ですが、
これまでの和物とは違い、警察モノです。

ガッシュ作品で鑑識攻めを書かれたえれなさん。
リブレでは鑑識受です。
鑑識課の警察犬係。
もちろん警察犬も出てきます。
それ以外にブサ犬も(*≧m≦*)ププッ

このお話、謎がポイントなので感想はサラッと。
ワンコ(本物の犬ね)が可愛い!
ってのはいくらでも書けますが(笑)
ネタバレ防止のため、攻の名前も書きません。

周防佑未さんのイラスト、
男の色気たっぷりで素敵でした。

蜜約捜査 著者:華籐えれな イラスト:周防佑未
BBN BL小説 2013年1月
★★★
蜜約捜査 (ビーボーイノベルズ)/リブレ出版
¥893
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
鑑識課の穂宮は捜査中に出会ったヤクザの鳴海に 「情報が欲しけりゃ抱かせろ」 と要求される。 思わせぶりな鳴海の態度に拒否するが、かつて兄を襲った事件との関連に気づき、警察官のプライドと犯人を知りたい欲求との間で迷いながらも再び鳴海と会おうとする。 だが鳴海との再会はかなわず、その代りのように警備員の比嘉が現われ、さらに鳴海と比嘉の背後に見え隠れする謎の男の存在に気づき…!? 過去の因縁が絡み合う恋愛ミステリ ◆


感想は読メからコピペしたものに加筆修正しています。

上海マフィア絡みで残忍な殺人事件が何件も起きていますが、
穂宮里津の兄で捜査一課の刑事だった尚人も5年前襲われ、
今も意識が戻らないまま植物状態なんです。

その真相と犯人を突き止めたい里津。
そんな彼の前に現れたヤクザ・鳴海は
「事件に関わるな」と忠告してくるのですが、
どうやらなにか情報を持っているらしく…。

サスペンスな展開をする物語ですが、
実は少々トンキワ気味な設定も隠されてたりして。
面白かったです。

事件の真相もさることながら、
もう一つの謎があり、それも気になってしょうがなかったんですよ。
里津同様かなり翻弄されたしw

得体の知れない攻だけど
時折里津への想いが漏れ出してるのがイイ!
本質はきっと不器用だけどまっすぐなんだろうな。

このお話は犬も心強い脇役です。

里津の相棒警察犬アレックスも賢くて素敵だけど、
なんといってもインパクトはブルテリアのブル太郎♪
とあることがきっかけで里津の母が飼うことになるんですが。

ほら、ブルテリアってあのぶさいくな犬ですよ。
その外見から受ける印象は情けないオッサン!
シリアスでハードな展開の中で
優しい笑いをもたらしてくれました。

表題作(雑誌掲載作『消えない傷痕』を改題&大幅加筆修正)では、
事件の真相が明らかになっていませんが、
それは書き下ろし『劣情の記憶』できっちりと。

あとがきの後ろに『おまけショート』もあります。
こちらではブル太郎がすべてをかっさらっていったような気も(笑)
あ、でも受のために手の込んだ料理を作りご馳走する攻様も二重丸!

コミコ特典ペーパーは、
おまけショートの後日談。
誕生日ネタで甘やかな二人でした。

私、読了後思わずブルテリアの画像を検索しちゃいました。
いえ、どんなブサ顔なのかは知ってるんですけどね。
過去には散歩中のを見かけたこともあるし(笑)

でも、改めてたくさんの画像をあいぽんで腐リック(一発変換で出てきたw)
しながら見てたら何度吹き出したことか∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!

いやぁ~ほんとオッサン顔だな。
でも、見てるうちに可愛くなるというか愛おしくなるというか。
オヤジ萌えのツボを刺激されるというか(マジで?)

私、基本は猫好きなんですが、
大型犬も好きなんですよ。
だから今までは犬を飼うなら
シベリアンハスキーがいいなんて思ってたけど、
ブルテリアもいいなぁ~。
和むよね。
って、ブルテリアは中型犬のようですが。

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