良かった!面白かった!
英田サキさんの『夜シリーズ』第2弾!

前作のコミカルな部分は鳴りをひそめ、かなりシリアスなお話です。

秋津がへろいん中毒になってしまったり
撃たれてしまったりとハードな展開もあり、
何度も泣きそうになりながら読んでました。

読メの感想登録しようとして気付いたんだけど、
表紙絵、秋津のシリの割れ目が描かれてるんだな
(*´Д`*)ハワワ!!
帯に隠れてるから全然気付いてなかったよw

そして秋津のシリを太股の上(膝の上じゃなくw)に乗せてる久我のにやけた顔はなんだ!
((●≧艸≦)プププッ

【関連レビュ】
夜が蘇る

夜に赦される 著者:英田サキ イラスト:山田ユギ
プラチナ文庫 BL小説 2006年9月
★★★★☆(4.5)
夜に赦される (プラチナ文庫)/プランタン出版
¥560
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◆あらすじ(裏表紙)
情人を亡くし色褪せた秋津の夜を、極道の久我が再び悦楽で染め上げた。 しかし秋津は衝撃の事実を知る。 情人を殺したのは久我――! 「お前の心ごと欲しいって言っただろう?」愕然とする秋津は、請うような久我の愛◇撫に奪われた。 「お前はずるい…」憎みたくても憎めない。だが、久我の熱に奥深くまで犯◇されても、心は悲しみに囚われたままだった。 そうして秋津は、恋慕を押し殺して久我から去り……。 償うべきこととは、赦されるべきこととは――濃密な夜に色づき熟れた、揺るぎなき愛。 ◆ (あく筋対策で◇挿入)

前作で物足りなかった羽生のエピがじっくり描かれているので
納得も満足もできて、さらにハマりました!

真田により知らされた衝撃の事実。
秋津を襲う危機。
久我の明かす真実。

痛みを伴う辛い展開だけれど、
そのどれもが重い意味を持ち
秋津の過去に囚われた心を解き放っていきます。

羽生を殺したのは久我であり、
そして久我はそれを隠していた。
そのことに衝撃を受け、何も処理できず彷徨ってしまう秋津の心情が辛かった。

傲慢な久我が、離れていった秋津をじっと待つとか、
へろいんの禁断症状に苦しむ秋津を献身的にお世話するとか、
もう惚れます!(ナギがw)

秋津と久我、
それぞれの本気の愛がビシビシ心に迫ってきて凄かった!

秋津、久我、真田、それぞれが見ていた羽生と、
久我が語った真相、
それらが重なることで羽生の真情が見えてきて、
秋津は自分自身に赦される。
久我も真田もまた同じで…。

羽生がとても切なかった。
羽生と秋津の話も読みたいとチラッと思ったりもしたけど、
バッドエンドですもんね。読めない方がいいんですよねw

本編の後に掌編があります。
秋津と久我で羽生の墓参りに。

本編のラストも掌編のラストも良かった!
共に生きていきたいと思うたった一人の男の傍らで、
どこまでも一緒に歩いていくって、なんて素敵なんだろう!

そして、久我の目指すものを知った秋津の決意と覚悟が
どう花開くのか次作を読むのが楽しみ!
それと秋津のカカア殿下っぷりにも期待w

前作を読んだ時は某ネゴ屋とヤクザが思い浮かんだナギですが、
本作では、某組長と同級生・姐が思い浮かびました(笑)

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