実はナギ、樹生さんのロクデナシ1冊も読んだことないんですよ。
だから、同人誌もロクデナシの話は飛ばしてます。

去年出たこのスピンオフもずっと積読してたんですが、
何故か無性に読みたくなって引っ張り出してしまいましたw
うん、シリーズ未読でも大丈夫でした~\*^O^*/

最果てのロクデナシ 著者:樹生かなめ イラスト:一ノ瀬ゆま
セシル文庫 BL小説 2011年12月
★★★★
最果てのロクデナシ (セシル文庫)/樹生 かなめ
¥600
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
里和宣章の人生は甲斐佳之という男で狂った。 まさか自分が男の性の◇対象となり、あられもない写真を撮られて脅迫されるなんで夢想だにしなかった。 絶望感にとらわれた里和は死を選ぼうとしたが、通りすがりの老人にとめられ、安住の地を与えられる。 老人の家族としてひっそりと暮らし、いつしか7年。 弟のように思っていた千里の想いを受け入れようとした時、ロクデナシの甲斐が現れて――!? ◆ (あく禁対策で◇挿入)

さすがトンキワ女王!
面白くて一気読みでした。

10歳年下の高校生・甲斐にゴーカンされて
人生めちゃくちゃにされた里和を強引に拾ったのが仙太郎というじーさん。
彼の元での暮らしは穏やかで居心地が良いものでした。

仙太郎の孫・千里は、年齢も甲斐と同じで外見も甲斐に似てるため、
最初は警戒していた里和ですが、
幸い千里は、甲斐のようなロクデナシではなく。

序盤は天然じーさん・仙太郎のインパクト大!
里和もそんな仙太郎のペースに飲み込まれちゃって、
話はあれよあれよと進んでいきます。
樹生作品だから、どっちに向かってるのか予測が付かず、
ワクワクしながら読んでましたー(o´ω`o)ぅふふ

千里が里和に惚れて、
かなりの執着を見せながらのラブ展開かと思ってたら、
甲斐登場ですよ!(うおぉ、ここでこう来るのかって感じw)

甲斐の執着が凄まじいです。
しかも、ちゃんと愛が見えてます。
ただし、それは甲斐の強引な一方通行なので、
やっぱりロクデナシでしかないけど(笑)

BLにありがちなゴーカンされて絆されて…という展開ではなく、
いくら甲斐が愛と執着で縛りつけようとも断固拒絶する里和に拍手!
甲斐に負けず劣らずの執着を見せる千里も良かった。

甲斐の執着も千里の執着も違う味付けで
どちらも美味しくて満足でした♪
でも、甲斐が少々可哀相にも思えたり(笑)

これは私がシリーズ未読だからかもしれないですね。
というわけで、ロクデナシのシリーズが読みたくてしょうがない!
作中で猟◇奇的に甲斐に食いついてる設楽もロクデナシメンバーなので、
彼と甲斐との話も知りたいし!

ダリア文庫の『限りなくシリーズ』3冊と
スピンオフ『貴公子の理不尽な愛情』がロクデナシシリーズのようだけど、
全部絶版みたいですね。
重版されないのかなぁ…。

早く読みたきゃ古本で探すしかないですな。
今年の目標がまた増えた(笑)

≪樹生かなめ作品INDEXへ

↓クリックよろしくお願いします♪壁||ョ*´ェ`) 
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ  にほんブログ村


古本はAmazonにもあります↓
限りなくゲームに近い本気 [新装版] (ダリア文庫)/樹生 かなめ
¥560
Amazon.co.jp

限りなく身勝手な愛情 [新装版] (ダリア文庫)/樹生 かなめ
¥560
Amazon.co.jp

限りなく不幸に近い幸福 [新装版] (ダリア文庫)/樹生 かなめ
¥560
Amazon.co.jp

貴公子の理不尽な愛情 [新装版] (ダリア文庫)/樹生 かなめ
¥560
Amazon.co.jp