ツイッターで話題になってたダメBLが本になりました!

那義、ハッシュタグのツイートまでは読んでなかったけど、
フォローしてる作家さんたちのツイートはチラチラ読んでて気になってたんです(*´∀`)

いわゆる商業BLではNGになってしまうお話が、本のタイトル「ダメBL」。
「ダメ出し」され、発表できなかった作品ってことです。
作家さん自身が自主的にNGにしたものもあります。

それが面白いの!
すっごい分厚い本で読むのに握力いるし(あながち大げさとも言えないw)、
お値段的にもアレなんだけど、那義は1冊丸ごと楽しめました!

ただ、どれも弾けてるところにツボがあったりするので、
王道BLじゃないと嫌って方にはオススメしませんが(笑)

ダメBL 
ブックマン社 BLアンソロジー 2011年12月
★★★★
ダメBL/著者不明
¥1,200
Amazon.co.jp


那義の好みの個性派作家が多数参加されてて嬉しい!
そういえば、那義が好きな漫画家さんって個性派が多いよな、
と今更ながら気づいたり。

那義は、どちらかというと王道よりも
癖のある作品の方に、より惹かれるので、どれも美味しく頂きました!

全然ダメBLじゃない!
なんでNGなんだかわからず、
作家さん自身のダメポイント解説のコメントを読んで、やっと理解(笑)
でも、それもレーベルによっては問題なさそうな気もします。

そもそも商業BLのレーベルって、何を基準にNG設定してるんだろう?
BLの市場も拡大してきて、読者の年齢層も幅広く、
特に大人の女性ファンの方が圧倒的に多いという現状をみれば、
もっと様々なジャンルのBLがあってもいいはずなのに。

女体足フェチ、古墳、ムエタイ、ジジイ、オネエダンサー、
ロボ、扇風機(!)、チビポチャヲタ攻などなど、
ほんとにいろんなお話が読めます。

作家さんたちがとても楽しんでノリノリで描いてるのも伝わってくるので、
読んでるこっちもすごく楽しくなってくる!

特に気に入ったのを少しご紹介。
梅松町江:夏のさいごに寄せて
ジジイBLです。
長年連れ添ったカプの片方の死に際に、二人で思い起こす懐かしい日々。
他愛ない思い出に幸せがいっぱいつまっていたのがわかり、
ラストには涙がホロリです。
「添い遂げる」という言葉が浮かぶ心温まるお話でした。

岡田屋鉄蔵:iLOCAS!
ガチムチゲイの世界です~♪
ある男を捜す詩人が訪ねたのは、オネエなGOGOダンサーのお店。
脇にも強烈なオネエがもう一人。これが某炎姐さんっぽくて笑える!
濃ゆい世界ですが、お話の結末はとてもピュア!

梅松さんのも岡田屋さんのもコミックス1冊でじっくり読みたい!

漫画だけでなく、「ダメBLだけど、こんなの描きたい!」という、
作家さんの萌え語りコラムもあって、それも楽しいんですー!
ヨネダコウさんの、攻めが受けじゃない他の男に掘られるリバとか、
草間さかえさんのカッパ沼とか、是非是非、作品で読みたい!

コンテンツも書いておきます。()内は設定
雲田はるこ:Be here to love me (女体足フェチ)
もろづみすみとも:劫の河 (古墳時代)
えすとえむ:Khaa Thoong (ムエタイ)
コラム1 青山十三:モブdeダメ
コラム2 佳嶋:執愛 偏愛
コラム3 草間さかえ:カッパ沼
梅松町江:夏のさいごに寄せて (老人カプ)
岡田屋鉄蔵:iLOCAS! (GOGO)
千葉リョウコ:アンドロボ (ロボ)
死ぬまでBL・死んでもBL (ダメBL裏話と萌えネタ)
宇野ジニア:隣は何をするひとぞ (扇風機、バッドエンド)
ZIN:透黒 (ナチス)
コラム4 ケビン小峰:ブルブル大胸筋
コラム5 ことり野デス子:えろなしBL
コラム6 彩景でりこ:オナベBLプレゼンテーション
コラム7 ヨネダコウ:ダメと言われたい
モチメ子:無法の少年 (組長の息子)
六多いくみ:今どうしてる? (ヲタ×ヲタ)
桃山なおこ:it must be (サイクルロードレース)

ペーパーが付いてました。これもダメBL
カワカミコマ:お高いのがお好き? (ダサ眼鏡)

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