最近、樹生かなめさんのSHYノベルス作品を
積読から消化してましたが、これが持ってる最後かな。

BL的なお話は薄いのですが、
イケメンよりじーさんの方が幅を利かせてるコメディで楽しかった!

那義はこのところ、
濃いHに対する執着が弱いので(あればあったで萌え滾るけどw)、
ライトBLでもお話として楽しめる作品なら満足できます。
なのでBL度が低くても評価は高めになってます。

やれる時にやっておけ 著者:樹生かなめ イラスト:北畠あけ乃
SHYノベルス BL小説 2006年3月
★★★★
やれる時にやっておけ (SHYノベルス156)/樹生 かなめ
¥903
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◆あらすじ(裏表紙)
三浦病院の不良息子・智巳は病院に出入りする葬儀屋兄弟を嫌っていた。 なぜなら、社長の悠一を筆頭に美形揃いの兄弟は、その美貌で看護士をたぶらかしては仕事を取っていたからだ。 しかし、悠一の祖父が経営する老人ホームへ智巳と仲がよい老人が移ったことをきっかけに、ふたりは急接近することに!? 「歳をとってからじゃ遅いんだ」と格言する老人がキューピッドになり、奥手な悠一と短気な智巳を結びつける心温まるラブ・コメディーハート ◆

枕営業もするホスト顔負けの葬儀社のイケメンたちが出てきますが、
メイン舞台は老人ホーム!?
個性的なじーさんたちの常識を超越したジジイ論理が楽しいのです。

主人公・智巳(高校生)は華奢で女の子みたいな外見に似合わず
喧嘩っ早く気の荒いヤンチャ坊主。
でも、老人には優しいんですよ。

院長である父(婿養子)は仕事が忙しく、
先代院長の娘である母は有閑マダムよろしく遊び歩き、
小さい頃から放置されっぱなしだった智巳。

そんな智巳を育てたのは亡くなった祖母で、
智巳は祖母の友人である老人たちのことも慕ってます。
老人ホームのじーさんたちにもすぐに溶け込んで…。

そういった描写から、
本質的には心根の優しい子なんだとわかります。

コミカルに展開するお話の中に、
葬儀社の実態や老人ホームの現実など
シリアスな問題が組み込まれていて興味深いです。

悠一(25歳)が意外に純情なところもあるので、
メインカプのお話はゆっくりとした進展具合。

それに焦れるじーさん達の方がノリノリで煽る煽るw
タイトルもなるほどと納得(笑)

じーさんカプの淡いラブロマンスもあって微笑ましい。
どっちが念弟(ネコ)かというやりとりも笑えます。
それにしても、ジジイ同士のキスは入れ歯をどうするかがネックだとは!
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

BL色が薄くても、楽しく一気に読ませるのは樹生さんの手腕のなせる技ですね!

そうそう!
表紙裏表紙に葬儀社のイケメン5兄弟が並んでます。
ちなみに5兄弟の名前は、
悠一、悠二、悠三、悠四、悠五。( ´∀`)ヵヵヵ

表紙の真ん中にいるのが受けの智巳です。

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