高階さんの表紙絵に惹かれて購入。
高岡ミズミさん初読みなのです。

ヤクザ×刑事は大好物なんで、
楽しむことは楽しめたんですが、
それが単なる設定でしかなく、
その設定から派生するであろう問題や心情の描写が
どこもかしこも物足りない印象。

感想は辛口といえば辛口ですが、
面白くなかったわけではないので微妙な読み心地でした。
ツッコミどころは満載だけど、
それなりに楽しんたという感じです。

闇夜のサンクチュアリ 著者:高岡ミズミ イラスト:高階佑
キャラ文庫 BL小説 2011年1月
★★★
闇夜のサンクチュアリ (キャラ文庫)/高岡ミズミ
¥560
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◆あらすじ(裏表紙)
出口のない暗闇に、丸二日間監◇禁された苦い記憶――。 幼い頃誘拐された過去を持つ新人刑事の真壁。管轄の傷害事件で新興ヤクザ新堂組に赴くが、現れたのは若頭補佐――若くして組に君臨する北島だった。けれど獰猛さを端整な美貌に隠した男は、何故か真壁が暗闇が苦手と知っていた!? わざと確かめるように暗がりで強引に抱いてきて!? 暗闇の邂逅から二十年後、男達が再び巡り合う!! ◆

過去のトラウマから閉所恐怖症な新米刑事・真壁が
事件関係者の若頭補佐・北島と出会い、
事件を通して距離が縮まっていくとか、
北島の飄々とした食わせ物っぽい性質とか、
ツボがいっぱいなので前半は楽しんだんですが。

事件の真相や優衣と立石の関係といったサイドのエピだけでなく、
真壁のトラウマや刑事とヤクザという関係の難しさなど
カプの重要な部分の扱いまでお粗末で、
なんというか、ツッコミ入れるより呆れる気持ちが大きかったり。

設定は美味しいものが揃ってるので、
話を描くポイントや展開の方向性、終着点が違ってたら
もっと面白かったんじゃないかと思うのだけど。

この内容は、ヤクザと刑事である必要性が感じられないもの。
設定が生かされてない気がして残念。

個人的にオヤジ刑事・岡崎にも期待してたけど
単なる先輩でしたしね(笑)

高階さんの絵は楽しみましたー♪

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