夜光花さんの初プラチナ文庫。

ツイッターのフォロワーさんたちの間で
「遅◇漏攻め」が話題になってたので
ムホムホしながら読んだら…うん!まさしく遅◇漏だった(笑)

偏愛メランコリック 著者:夜光花 イラスト:蓮川愛
プラチナ文庫 BL小説 2011年6月
★★★
偏愛メランコリック (プラチナ文庫)/夜光花
¥600
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
出版社に勤める敦彦は、人形作家・夏目錬三郎との仕事にうんざりしていた。 溺愛する人形に瓜二つだという敦彦の顔に異常な執着を見せる夏目は、ことあるごとに愛を囁き身体に触れてこようとする。 理解できない言動と人形恐怖症に悩まされる敦彦だったが、人形を壊してしまった代償として、夏目と寝てしまう。 後悔する敦彦に対し、一途で天然な夏目の愛情は暴走し始めて……。 ◆

攻めが人形師・夏目ということで
人形がいっぱい出てくるんですが
受けの敦彦は人形嫌いなんですよ(笑)

敦彦の人形に対する恐怖感も綴られていますし
あらすじを読むと仄昏い印象を受けるかもしれないけど
ホラー要素はありませんので苦手な方もご安心を。

那義は夜光さんのコメディ路線ととらえて
割り切って読んだので楽しめました。

あらすじにあるように、
自分が溺愛している人形・杏珠にそっくりな敦彦に対し
夏目が一目惚れし、どんどん執着していくんです。

精悍なイケメンなのに意外にも乙女チックで一途に尽くす攻め!
しかも世間一般とは思考のズレた変人なので
どこか斜め上を突っ走ってる感があって笑えます。

そして遅◇漏の夏目は挿れるまでもねっとりと長い!
敦彦の全身嘗め回してますよ~。

一方、敦彦。
変人・夏目の愛情に翻弄されてはいますが、
敦彦自身がデリカシーがないので無遠慮、無神経な発言で
繊細な夏目を傷つけちゃったりもしてます(笑)
もう、どっちもどっちだよwww

ただ読んでて、最後まですっきりしなかったポイントもあるんです。
そもそも夏目が敦彦に一目惚れした根拠がよくわからない。

もちろん顔に一目惚れで、その理由が後に出てくるのですが、
それだとすると、いきなりキスをするか?
ってなってしまうような理由なので…やっぱ疑問。

敦彦を見て、閉ざしていた夏目の心が動き出すほど
大きな衝撃を受けたと解釈してますが(笑)

夏目の妄想過多な乙女っぷりはツボでした。
自分の妄想の中の悲惨な結末に押しつぶされそうになっちゃったり。
[増えるわかめのように心配事が膨張する]
という夜光さんの表現があまりに的確で笑えました≧(´▽`)≦

そんな夏目なので、敦彦もそれにほだされたんでしょうね~。
この後の二人って、なんとなく想像が付きにくいけど
相変わらず、どこかズレながらも仲良くやってるんだろうな。

プランタン出版のサイトで番外編が読めるようなので
読みに行かなくちゃ~♪(忘れる前にwww)


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