難解な物語ですが、3巻でかなり理解できました。
まだ完結しておりませんが、これは名作の予感がします!
ショーコさんの心情描写が秀逸ですね!
キャラの微妙な表情の変化で
その心の揺れ動きを伝えてます。さすがっ!
scene13扉絵の暁人のフンドシが萌え~( *´艸`)ムププ
それと同じくscene13で暁人が桂木の手を取り、
その手に口付けるという一連のコマが大好き!
ショーコさんの描く『手』がすごく好きな那義なのです~。
そして表紙絵!
巻を追うごとに二人の距離が縮まってる。
1巻の口絵が2巻、3巻の巻末イラストに繋がっていってるのもステキ!
もしかして蔦は久世家ですかね?
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憂鬱な朝3 著者:日高ショーコ
キャラコミックス BLコミック 2011年6月
★★★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
家柄も爵位も関係ない、ただ一緒にいたい――。 桂木への激しい恋を抱えながら、佐条公爵家の令嬢との婚約話を進める暁人。将来を見据えた暁人は、親友・石崎の父に媒酌人を依頼する。 ところが石崎は、「代わりに、桂木智之が欲しい」と交換条件を出してきた!! 同じ頃、元書生の雨宮は、桂木の出生に関わる資料を発見して!? ◆
桂木の出自や先代との関係性、久世家への思惑など、
これまで謎だった部分が明らかになってきていますが、
それが明らかになることによって、
さらにすれ違いが加速してしまう二人があまりにも切なかった。
過去ゆえに自分自身を潰してしまっている桂木にも、
桂木を失わないためにもがく暁人にも、
そして、それぞれが深い想いを抱えながらも
それを繋ぐことが出来ない現実にも胸が痛くなります。
3巻読む前に1巻2巻を再読したのですが、
3巻読了後、桂木の野望がいつ変化したのか
それがすごく気になって、また1巻2巻を読んでみました。
いろいろな真相が明らかになって読み返すと、
桂木の心の揺れの意味がわかるような気がします。
桂木の野望を変化させたのは、
暁人の桂木への熱い想いなのか。
そして、2巻で雨宮が登場した時には
きっと既に桂木の心は変化していたんだろうなと…。
『非の打ちどころのない完璧な人間になれば、
自分の居場所を与えられる』
期せずして二人が目指したものは同じ。
桂木にとっては先代が、
暁人にとっては桂木が、
居場所を与えてくれるはずの人だったわけですが、
でも、その先に望むものが二人の間では違っていて…。
scene15の激しい展開の中、
暁人の涙も、桂木の苦悩も胸が痛くなってくる。
そして、桂木から…というシーン、
彼の押さえ込んだ感情に深い決意が見えてすごく切ないです。
家格が第一である時代、
どう紡げばこの二人の未来に
幸せをもたらすことができるのか。
続きが非常に気になりますが、また1年後なのかなぁ。
長いよ…(´;ェ;`)ウゥ・・・
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