中原さんのオヤジ受です~♪
面白かったのですけど、終盤物足りなかったり…。

そして、地雷注意です!

その地雷は、「攻めが他の男を抱く」
実は那義もこれが地雷の一つではあるんですが、
那義のこの地雷には付帯条件があり
それに当てはまった場合だけなので、
この作品は地雷にはなりませんでした。
「( ̄- ̄)フーン」とは思ったけど、気になることはなく。

那義のその条件というのは、
シリーズモノでお話が進んでいてカプの恋愛も深くなっている、
なおかつ、そのカプを那義が気に入っている場合。
そして、そのシーンの描写があったりしたらもうっ!( ̄□||||!!
交渉人がそれにあたりますwww
だから未だにあの2冊は再読できずにいますから。

この作品は、その条件には全く当てはまらないので那義はOK。
でも、読メには「ダメだった」という方が何人もいらしたので、
それが地雷の方は注意した方がいいと思います。

レビュには書いてないですが、これと同じ地雷は、
英田サキさんの「ダーティ・ダンス」にもあります。
那義はこれも上記の理由と同じで特に気にならず。
こちらは終盤にフォローもされてるので大丈夫かなとも思います。
それでもダメな人はダメかもしれませんが。

逃した魚 著者:中原一也 イラスト:高階佑
シャレード文庫 BL小説 2011年4月
★★★

逃した魚 (二見書房 シャレード文庫)/中原 一也
¥650
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
男の恋人ができてしまった――趣味の釣りと、美味しいお茶と和菓子があれば幸せ。そんな冴えない中年司法書士・市ヶ谷のもとへやってきた新しい助手は、元弁護士の肩書きを持つ超ハイスペックな男・織田だった。有能すぎる部下を持て余し気味だった市ヶ谷だが、真っ向から好意を示されついに禁断の一線を越えてしまう。見た目はもちろん、仕事の面でも優秀すぎる織田に釣り合うとは思えない…そう思いながらも、年下の男に甘やかされ久々の恋に溺れる市ヶ谷だったが……。 ◆


市ヶ谷、年齢はオヤジだけど中身はジジイの域かも(*≧m≦*)ププッ
司法書士仲間のじーちゃんたちがたくさん出てきますが、
彼らより活力がなさそうな印象で。
でも、そのおっとり加減に和むんですよ。
なんというか、可愛いなぁって感じです。

織田はイケメンで有能なのですが、
無愛想なんですよ。
笑わないですし、言葉も容赦ないのです。
そんな織田がふとこぼした笑顔に市ヶ谷が気づいたり…。
そして織田の癖が可愛いんです( *´艸`)ムププ

年下攻のデキる男・織田とのやりとりに前半は何度も笑いました。

二人の恋が進展していく中、
何かしでかしそうな男・花沢の登場で
物語が和みからシリアスに突入して、
面白くなっていくんです。

でも、終盤があまりにもあっけなくて…。
結果として丸く治まるにしろ、
そうなるまでの二人の葛藤が欲しかった。

花沢の引き起こした事件が
二人の恋愛部分に関わってくるものだけに、
そんなに簡単でいいのか?と疑問を持ってしまいました。

そして、これも重要!
エロに何も萌えませんでした。(ぇ
なんでだろう?
織田は市ヶ谷を言葉で弄るのが好きなので、
結構ねっとりヤってるんだと思うのですが、
ハマれず飛ばし読みしちゃってました。
那義が中原作品でH飛ばし読みって初めてかも!

あとは、高階さんの挿絵、
市ヶ谷がちょっと残念でした。
表紙絵は大好きなのですけど、
口絵カラーと挿絵の市ヶ谷が…( ̄~ ̄;) ウーン

老けすぎというか地味すぎというか、
何も可愛いと思えず…。
織田はカッコいいんですけどね!


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