これ、てっきりBLだと思って買いました。
ちゃんと表紙見れば女の子が二人いるので
BLではないとわかるのに…。
表紙も帯もあらすじも見ないで
作家買いしてしまう那義にありがちな失敗ですwww
でも、面白かったですよー!
SFサスペンスです。
ちょっとグロくてちょっと怖くて、
そして物悲しさもある…。
阿仁谷さん、こゆのも描くんですねー。
ほんと、才能豊か!
ダイナムーン 著者:阿仁谷ユイジ
ウィングス・コミックス 非BLコミック 2011年2月
★★★
- ダイナムーン (ウィングス・コミックス)/阿仁谷 ユイジ
- ¥620
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オレはまだ、気づかない。
その真実に―――――…。
◆あらすじ(コミックス裏表紙)
中学二年のジロウと同級生の紺は付き合っているが、紺の幼馴染みの茜には秘密にしていた。だがジロウと紺の関係がバレてしまい、茜はその日から姿を消す――――…。同じ頃から街では奇妙な都市伝説が語られ始める。そしてその二つの出来事はある事件に繋がっていた……………!! ◆
中学2年のジロウは紺と付き合い始めたのですが、
なかなかキスもさせてもらえず悶々としてますwww
おまけに紺の親友である茜とは、紺を挟んで天敵状態で!
とまぁ序盤は可愛いラブコメなんですよ。
紺との関係に妄想を繰り広げる
おバカキャラのジロウが可愛くて!
でも、序盤からジロウのモノローグとして書かれている文章に
これから起こる何かを予感させられていきます。
茜の失踪がきっかけでお話は大きく展開!
茜の兄である頼川は警察官。
この頼川兄がジロウに茜の失踪について
しつこく問い詰めるのですが
それによってジロウ自身が動き出します。
ジロウが入手した都市伝説の情報。
ネカフェの男子トイレで若い男が消えていく……。
そして、紺の様子がおかしくなってます。
紺の父も重要なキャラクター。
彼が研究しているD-ウィルスというのが
お話に深く関わっています。
紺の真実の姿。
紺と父の関係。
都市伝説の真相……
などなど、次々と謎を呼ぶ展開にぐいぐい引き込まれました。
ラストはなんだか可哀相だった。。。
描写そのものより内容的にグロいものがあります。
怖さはほとんどありませんが、
人間を食ってしまいますので苦手な方はご注意を!
終盤がちょっと駆け足な印象も受けます。
でも、これ以上じっくり描かれると
那義はビビッて読めないかもwww
グロいのあまり得意じゃないので(*≧m≦*)ププッ
それと、百合っぽい印象を受けるほどべったりな紺と茜の、
その関係性が生まれた要因が語られてないのも
ちょっと物足りないとも思いました。
描き下ろしでキャラの独白があります。
三島父と紺の独白が物悲しくて…。
そして茜の独白は、続編に繋がっていくようです。
最後に阿仁谷ユイジの独白もあり(要するにあとがき)www
阿仁谷さんの独白にある通り、
まさに「リアル肉食系女子」のお話でした!
続編はウィングス2011年2月号でスタートです。
阿仁谷さんのペーパーはキャラに関するコメント。
三島父のところで、BLの文字もあり!(*≧m≦*)ププッ
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