奈良千春祭り第4弾！
そして沙野風結子祭りも再び？ｗｗｗ
ぺんぺんさんのオススメです！
沙野×奈良のヤクザモノ！
こりゃもう美味し過ぎるってことで
速攻、探して入手したという(￣∇￣*)ゞエヘヘ
うん！面白かったです。
ヤクザになりたくないヤクザの息子
ってのは珍しくないけども
そこに流れる血の妖しさは
沙野さんならではの世界観だと思います。
痛さもありますが、
心情描写が細やかで
エロもたっぷりで、楽しませてくれます。
もちろん、奈良さんのイラストも堪能できます。
刺青あり。蛇です。双頭の蛇！
蛇淫の血 著者：沙野風結子 イラスト：奈良千春
ラピス文庫 ＢＬ小説 2006年7月
★★★★
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◆あらすじ（文庫裏表紙）
「お前は俺に与えられた玩具だ」凪斗を平穏な大学生活から引きずり出し、監禁した男は言い放った。 その男・角能は、岐柳組組長の隠し子である凪斗が跡継ぎ候補になったこと、凪斗のボディガードを自分が勤めることを告げてきた。だが、冷めた目、嬲るような扱いは、凪斗を護る者のものとは思えない。 そして凪斗は催淫剤のせいで浅ましく角能を求めてしまう。 弄ばれるたび、凪斗は屈しまいとしていた心がこわされていくのを感じる――。 ◆
主人公・凪斗の父は、
岐柳の大蛇という二つ名を持つヤクザの組長。
凪斗は自分の半分に流れるその血が疎ましくて。
ずっとずっと押し込めてきた。
ヤクザとは無縁の普通の生活が送りたくて。
でも、そんな凪斗の命を狙うものが現れます。
それが岐柳の長男・辰久。
要するに、父・岐柳組長は、
後継者に辰久ではなく、凪斗に決めたのですね。
凪斗は、この後継者争いに巻き込まれていくわけです。
その凪斗の命を護り、
彼を後継者として仕込むため
角能が動いているのです。
序盤は、角能に激しく抵抗する凪斗が、
拘束された状態で監禁されちゃいます。
エロもありますよー！
放尿させられてます。
凪斗は美大生。
賞を取った凪斗の絵を見た角能は
凪斗の内面に妖艶で壮絶な蛇を見ます。
そしてその蛇に魅せられてしまうのですよ。
徐々に惹かれあっていく二人だけれど
それを相手に見せることは一切ないのです。
凪斗が常に命を狙われるということで
ハードな展開ではありますし、
辰久に捕まってしまい、
痛いシーンになったりもしますが、
凪斗の角能への感情の変化が
丁寧に描かれているので、
恋愛的要素もたっぷり味わえます。
角能を好きになればなるほど、
彼を危険に巻き込みたくなくて、
離れようとしてしまう凪斗の心が切ない。
そして、中盤のクライマックスで、蛇が目覚めます！
淫靡な子蛇・凪斗の覚醒！( *´艸`)ﾑﾌﾟﾌﾟ
このシーン、沙野さんの文章描写と
奈良さんの挿絵ですごく妖艶でカッコいいです！
奈良さん挿絵の、背中の蛇の刺青、
蛇単体なのですが、腹とか鱗とかが
緻密に描写されていて美しいです！
蛇が目覚めることによって
主従関係下克上の色が濃くなり
さらに艶が増しますよー！
杯を交わす角能と凪斗のシーンも好きです。
まるで嫁入りの儀式のようにも見えてｗｗｗ
でもそうすると、角能が嫁になっちゃうか(⌒▽⌒)アハハ!
脇役もいい味出してます。
組長直系のセキュリティー会社の
八十島と、折原。
この二人が、凪斗と角能を
上手く取り持っていったりもしてます。
沙野さんのあとがきに、
凪斗は寝ぼけた子蛇だと書かれてます。
この子蛇が成長すると、角能を振り回すんだとか。
これはもう続編が楽しみでしょうがない！
艶っぽいシーンが多いので、
奈良さんの挿絵も90%くらいエロ系ですね。
イラストもたっぷり楽しめますよー！
私、リアルでは爬虫類苦手ですが、
ＢＬでは大好物です！
だからこのシリーズには
ハマりそうな予感♪(o￣ー￣o) ムフフ
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