はい!今日から奈良千春祭り開催ですwww
那義の積み本に埋もれている
奈良さんイラストのものを読んでいこうというもの。
まずは、岩本薫さんのヤクザモノ!
珍しいですよね?岩本さんのヤクザって。
でも、岩本さんの萌えツボは
那義のツボと共通するものが多くて、このカプもまさに!
無骨で一本木で融通の利かない、
でも愛情は溺愛に近い攻めと、
意地っ張りのハネッ返りで、
でも感情ダダ漏れな受け。
うふふー!楽しみました。
ありがち展開ではあるんだけれど、
それだからこその楽しみ方がありまして!
那義は思いッきりワクワクさせてもらいましたwww
そして奈良さんのイラストももちろんたっぷりと!
月夜ばかりじゃないぜ 著者:岩本薫 イラスト:奈良千春
ルチル文庫 BL小説 2008年7月
★★★★
- 月夜ばかりじゃないぜ (幻冬舎ルチル文庫)/岩本 薫
- ¥580
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◆あらすじ(文庫裏表紙)
新宿を仕切る「神武会」組長の息子に生まれながら、やくざが嫌いな檜垣鳴海は、探偵を生業としている。鳴海の事務所になにかと顔を出すのはかつての「守り役」で『神武の虎』と恐れられている若頭・甲斐柾之。十七の時、十歳年上の甲斐への想いを自覚し振られた鳴海だったが、その想いを諦められず……!? 書下ろしを収録した待望の文庫化!! ◆
この作品、2002年ビブロス刊のノベルズの文庫化なんです。
だからやくざモノといっても、それほどハードじゃないですよ。
男だから、跡取りだからというだけで、
泣くことも許されない鳴海・13歳は、
母の葬儀の日、ひとりになって泣いてます。
やくざなんて大嫌い!
母が死んだのも、抗争の流れ弾で。
それでも泣くなという父親が大嫌い!
そんな鳴海に気づき、彼を包みこんで
その胸で泣かせてくれたのが甲斐。
「姐さんの代わりに、命にかえてもあなたを守る」
と誓いながら。
で、鳴海は成長するにつれ、
甲斐に恋情を抱くようになるのですが、
堅物な甲斐がそれを受け入れるはずもなく、
親からも勘当同然で
鳴海はアメリカに飛び出したという過去が。
そして、頑固な父親とも絶縁状態のまま
新宿で探偵屋を営む鳴海・27歳の今現在…
というところからお話が本筋に入ります。
主従関係下克上…。
になるまでがもどかしい!
甲斐が鳴海を「坊ちゃん」って、
呼びそうになるのがいいわ♪
そう呼ぶと鳴海が怒るから呼ばないようにしてるけど。
噛み付く拗ねる突っかかる…という
鳴海の感情はとてもわかりやすいんだけど、
甲斐は必死で押さえ込んでるんですよ。
朴念仁を装ってますが、
内心は必死で耐えているのだろうなと。
で、一生懸命堪えてるのに、
こういうシチュの王道展開である
突っ走り型受けの暴走に肝を冷やし…www
もちろんその結果、
鳴海が拉致られて、媚薬使われたり、
貞操の危機やら命の危機やらあるわけでwww
そんな中、甲斐の忍耐がどこまで続くのか。
何をきっかけに、たがが外れるのか。
それがすごく楽しみで
ワクワクしながら読んでましたよー!
そして、待ちに待った甲斐のブチキレ!
腹をくくった彼の言葉は重いっすよ!
「他人に渡すくらいならいっそこの手で殺してしまいたいほどに…」
ムフ( ´艸`)
以降はもう甲斐のムッツリが全開で
鳴海を喰らってます。
ゴツい甲斐の息子はやっぱりデカイ!
鳴海壊れるんじゃないかと心配になりますwww
書き下ろしは甲斐と鳴海の嫉妬。
そして過保護な甲斐に対する
鳴海の八つ当たり。
ま、なんにしても甘々なふたりです♪
甲斐、まさに『漢』って印象で濃ゆいですよー!
溺愛っぷりも甘やかし度合いも半端ないしね。
このままいくと、鳴海はグダグダのダメ男になりそうな…www
あ、そうそう!鳴海の父ちゃんもなかなかいいキャラでした。
鳴海は嫌がるけど、彼は父ちゃんによく似てるらしい。
奈良さんの絵、もう大満足!
奈良さんにヤクザモノを描かせたら
右に出るものはいないですよね!
甲斐、けして美形ではなく、
ゴツくて精悍で獰猛な漢!
奈良さんのイラストはまさにそれ!
ビバ!三白眼!
鳴海を守るため狂気を孕んだ甲斐の視線が迫力!
そして虎の刺青。
この虎は吼えてます。
那義はもううっとりと甲斐に見惚れてしまいました。
ツンデレで気の強い鳴海もカッコイイですよー!
この作品、全てシリアスな絵になってます。
コミカルなのも1枚くらい見たかったよーwww
終盤とか、書き下ろしとか!
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