古街キッカさんの2009年コミックス。

短編集ですが、
古街さんの独特な世界があって、
どのお話も楽しめました。

表題作は妖精さんが出てくる
ちょっと不思議で、切ないお話です。


鉢植えの住人 著者:古街キッカ
ミリオンコミックス BLコミック 2009年10月
★★★★
鉢植えの住人 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 32) (ミリオンコミックス .../古街 キッカ
¥630
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◆あらすじ(コミックス裏表紙)
鉢植えを買ったら、妖精がついてきた――!? 男同士じゃ幸せになれない、そう言って別れた恋人・一謙の言葉に傷ついている智久の前に、ガジュマルの妖精・カイトが現れ、「俺を大事にするならあんたを絶対裏切らない」と告げる。でも、智久は一謙のことをふっきることができない。 一方、一謙も自分から別れを切り出したくせに智久のことが気になってしかたがなくて……。 表題作ほか、恋に迷う青年たちを描いた「砂漠の井戸」を含む古街キッカ作品集登場! ◆



表題作 鉢植えの住人
大好きです。

智久が買った小さなガジュマルの鉢植えについてきた妖精・カイト。
誰にでも見えるわけではなく、
心の波長が合う人にしか見えない。

智久はカイトが見えるのです。
これは奇跡に近いほど珍しいこと。

ガジュマルは幸せの木。
大事に育てれば幸せになれる、
そして大事にしてくれた人を
カイトは裏切らないと言うんです。

カイトは智久に付いて周り、
智久の別れた恋人・一謙を知ります。

妖精さんと人間のトライアングルですよwww

智久も一謙もお互いのことがふっきれなくて、気になって。
そんな様子を敏感に察知したカイトが
邪魔をするのです…。

切なかったです。

カイトの後姿が。
植木鉢に残る水滴が。
カイトの姿が見えなくなる智久が。

表紙絵はこの『鉢植えの住人』の絵なのですが
読み終えた後、しばらく見入ってしまいました。


同時収録作品
砂漠の井戸

ゲイカプが抱える将来の不安や寂しさが
若いカプの会話によって
繊細に描かれてます。


終末の空、茜色、そして宇宙
テーマはコタツ?

いや~コタツがこんなにエロいとはっ!
( *´艸`)ムププ

古街さんの絵って線がシンプルだから
Hシーンでもエロさがほとんどないのが特徴だけど、
これはもうエロをものすごく感じました!
カプがコタツでいたしてるんですけどね。
まさに茜色の宇宙でございますな~
´3`)´3`)´3`)´3`)´3`)´3`)´3`)ウフフフフフ


金曜、君に会いに行く
コタツの攻めが一人暮らしを始めた。
そこにはコタツがなく、ちょっと寂しい。

コタツなしでの二人のHですwww


結婚行進曲はいらない

高校時代、仲のよかった3人ですが
その中の一人が結婚。

当時恋人同士だった受けがプンスカ怒ってますwww


淡々と進むお話の中で
そうくるのか、って展開がある古街さんの漫画。

セリフも独特な感性があって
素敵で、そして面白さもある。

那義、ちょっとハマりそうな感じ。
また古街さんの作品を見つけたら買います♪



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