表紙絵に惹かれました。
リーマン×駅員です。
受けが接触恐怖症という
ちょっと重めな設定もありますが、
攻めのキャラクター性のおかげで
暗くならずに展開していきます。
雑誌との連動企画で
折り本の全プレもあります。
下がってお待ち下さい 著者：元ハルコ
ドラコミックス ＢＬコミック 2010年9月
★★★★
- 下がってお待ち下さい(ドラコミックス)/元ハルコ
- ￥680
- Amazon.co.jp
◆あらすじ（コミックス裏表紙）
人と接触するのが苦手な駅員の田中さんは、ひょんな事からサラリーマンの堂島さんにナンパされてしまう。他人のぬくもりが嫌いなハズなのに、何故か彼に触られるのは嫌じゃなくて…？ ◆
受けも攻めもなんか可愛いんですよ。
人物の表情の描写が上手いので、
心の小さな変化も伝わってくるんです。
駅のホームで何度も目が合って
田中は堂島の存在には気付いています。
単なる乗客の一人というだけだったのですが、
堂島の目線の強さに少し戸惑っていて…。
ある晩、酔っぱらった堂島がホームで寝込んでしまい、
それを仕事上しかたなく介抱する田中です。
でも、それをきっかけに堂島がどんどん接近してくるんです。
堂島の強引な誘いに流される田中ですが、
堂島はただ強引なだけじゃなく、
田中の様子の変化を敏感に察知し
それに対処していくという繊細な部分も持っていて、
田中も徐々にガードを解いていきます。
でも、少し残念だったのが、
田中の接触恐怖症の原因についてが
あいまいにしか描写されていないこと。
原因となった出来事は田中の夢や
記憶の中での細切れのシーンしかなく、
それによって想像は出来ますが、
具体的な説明がないので確信には至らず。
その原因を作った人物も出てきて、
田中に関わろうとしてくるので
もう少し突っ込んで描写してくれたら
納得できたかなと思います。
でも、田中も堂島も好きですし、
この二人のやりとりも
作品を柔らかい雰囲気にしてくれてるので
読後感はいい感じです。
番外編はその後のお話なので楽しいです。
二人のやりとりに笑えます。
同時収録に親友同士の短編があります。
THINK DRIP
本人たちは無自覚ですが
周りがカプと見なしていて
それに煽られ、
本人たちも自分の感情を認めるという
ちょっと変わった展開が面白かったですｗｗｗ
社長受け♪
そして、カバー下の田中と堂島が
あまりに可愛くて笑っちゃいました！
折り本全プレ、もちろん応募します！ヾ(=^▽^=)ノ
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