ダークファンタジーですよ～♪
ファンタジーモノなので、
あまり先入観を持ちたくなくて、
オフィシャルサイトでも、
キャラとか、物語とか読まないようにしてましたｗ
裏表紙のあらすじも読んでなかったｗｗｗ
予備知識なしで読みたかったんです。
結果。
すっげ面白いんじゃないかと！
だから私も、詳しく語らず、
ネタバレなしで記事を書こうと思います。
薔薇の刻印 著者：夜光花 イラスト：奈良千春
SHYノベルス ＢＬ小説 2010年9月
★★★★★
- 薔薇の刻印 (SHYノベルス250)/夜光 花
- ￥903
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◆あらすじ（ノベルズ裏表紙）
高校生の相馬啓は、よく不思議な夢を見る。薔薇の咲く庭と、自分に微笑みかける金髪の美貌の男。男は追いつめられ、自分に死を求めるのだ…… その男は、啓が通う高校の美術講師とよく似ていた。 彼は他の生徒には優しいのに啓にだけは冷たく、忌々しいものでも見るような視線を向けてくる。 それなのに、彼がそばにいるだけで啓は不思議な高揚感に囚われてしまうのだ。 ある放課後、怪我をした啓の手当てをしてくれた彼は、不可解な行動をとり――… そしてその夜、啓の部屋を訪れた彼は、啓に強引に迫り!? 守る者と、守られる者。 薔薇を持つ男たちの運命の輪が回り始める――!! ◆
練りに練られたお話だなぁという印象です。
たくさんの謎があちこちに散りばめられていますが
どれを明かし、どれを持ち越すのか
読み手の感情まで計算したうえで
描写されてる感じです。
わからないことだらけであるし、
これからさらにたくさんの謎が出てくるのだろうけど
それらが上手く次への期待に繋がってます。
物語冒頭、『処/刑』と『夢』というので
ガッツリ掴まれました！
で、序盤のお話は穏やかな日常
といった描写になるのですが、
その流れの中で、
【誕生日】というキーワードや、
繰り返される夢の話によって
『何かが起きる』ことを予感させられます。
そして事件が起きて、
話が展開していくにつれて
【薔薇の痣】や【血】といった
謎を呼ぶ要素が増えていき
ダークな方向に向かっていくんです。
『時間は永遠じゃない』
深い意味を持つセリフが
何気なく出てきたりするので、
もうハマりこんで読んでましたよ！
中盤以降の展開は
出血表現やグロテスクな描写もありますが
テンポもよく、スピード感もあり
息をつかせず読ませてくれます。
もうほんと一気に読んじゃいましたもん。
途中でやめるのが嫌だったｗｗｗ
登場人物もみな魅力的です。
この巻しか出てこない人たちも多数で
それには胸がつまりましたが。
ベタなノリでやりたかった
という夜光さんのあとがきがありますが
役職名というか、
RPGでいうところのジョブ名（？）がついてたり、
制服があったりと小道具が楽しいです！
ファンタジーRPG好きな那義は
ベタとわかりつつ萌えました( *´艸`)ﾑﾌﾟﾌﾟ
そして制服！
奈良さんデザインの制服がカッコいいですよ！
某少年漫画とか思い起こさせてくれてｗｗｗ
奈良さんの表紙絵、
物語の世界観をガッツリ捉えてます！
そして口絵！
読み終えるとこの口絵がとても切なく見えてきます。
ＢＬ的なものはこの巻にはほとんどありません。
ごくごく軽いものがあるだけ。
でもそんなの全然気になりませんでした。
それくらい物語に引き込まれたってコトです！
イケメンがわんさか出てくるので、
きっと、これからですよ、これから！(＠⌒ο⌒＠)ｂ ウフッ
ちなみに那義のお気に入りは、
レヴィンとラウルと…アシュレイも！
非常に気になるところで、
次巻に続く…となってるのも心憎いですｗｗｗ
次巻は11月発売。
絶対買います！
また発売間際に再読したいと思います。
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