秀さんのラヴァーズ文庫の2008年作品。

エロがかな~り濃ゆいです( ´艸`)
そして3ぴーです。
でも、ストーリーがしっかりとあるので
面白かったです!

奈良千春さんがイラストなのです。
Hシーンが多いので、
Hシーンの挿絵も必然的に多い。
これがまた、エロ素晴らしい!

奈良さんの裸体描写は
男の色気がムンムンで大好きだ!

だが、表紙もかなりエロいので

一般書店で買うのは勇気がいるぞ!


3シェイク 著者:秀香穂里 イラスト:奈良千春
ラヴァーズ文庫 BL小説 2008年4月
★★★★

3シェイク (ラヴァーズ文庫)/秀 香穂里
¥600
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◆あらすじ(文庫裏表紙)
「俺かあいつか、どっちかにしときゃよかったって、たっぷりと後悔させてやるよ…」 ロスタ・プロダクションの敏腕マネージャー、岡崎遼一は事務所の新人、幸村京を売り出すため、人気監督の佐野のもとを訪れる。 しかし、幸村を起用する代わりに佐野が出してきた条件は、岡崎の「奉仕」という、とんでもないものだった。 動揺する岡崎とは反対に幸村は激怒し、映画には出ないと言い出した。 幸村もまた、岡崎を自分のものにしたいと思っていたのだ。 美貌の俳優と、高慢な監督の巧みな罠に絡め取られ、岡崎は――…。 誰にも知られてはいけない大人のシークレットラブ。 ◆



岡崎自身、モデルだったのです。
でも26歳の時、自分の才能に早々に見切りをつけ、
自分の眼鏡にかなったタレントを
大物に育て上げるという裏方の仕事に
意欲を燃やしています。

タレントを自分の意のままに操りたい。
かなり高ビーな人です。
だからタレントにも厳しい。

そんな岡崎に社長命令が下り、
ベテランの先輩マネージャーの手に負えないほどの
ワガママタレントをマネージメントすることになります。

それが幸村。
まだ21歳ですが礼儀もなにもなってない、
傲岸不遜な俺様男。
それでも彼の中に、きらめくものを見た岡崎は
彼を売るために動き出します。


その手始めに近づいたのが
鬼才を放つ映画監督・佐野だったのです。

で、岡崎、このふたりに食われるはめになっていくんですが。

佐野の映画のシナリオが出てきます。

これがなかなか面白い話でね。
そのシナリオが単なる小道具なだけじゃなく、
この小説のストーリーの随所に絡んでくるんです。

佐野が書いたシナリオが
それぞれの心情に影響を与えたり
3人の在り方に方向性を示したり、
これはもう秀さんのテクニックだなぁと思いました。

幸村と佐野は真逆な性質を持ってます。
幸村は、獰猛な野獣、
佐野は腹黒い策士。

そんなふたりが
何故、岡崎に執着するのか。
そして岡崎は何故、このふたりを拒絶できないのか。

感情的には、岡崎の気持ちは
幸村に向かい始めますが、
それだけでは片づかないのが
この作品の面白いところですね。

その辺りがラストまで
シナリオを絡めて引っ張られますので
しっかりと読めました!

ただ…個人的にキャラ萌えはありませんでした。
唯一、野獣系の幸村は好みかな!


那義、3ぴーモノ大好きですが
那義のツボなエンドは
やはり3ぴーならではのモノなので
この作品のエンドは納得です!


あとがきに、
この映画のシナリオを小説で書いてみたいとありましたが
どうなったんだろう?
もう出てるんですかね?
出てるなら是非読みたい!


これで、手持ちの秀さんの未読本なくなっちゃいました。
また仕入れてこなければ!
秀さんの作品、今のところ
那義にとってはハズレなしなのです♪



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