麻生海さんの新刊です。

BL小説の挿絵で麻生さんを知り、
同人誌も買ったことがあるのですが
麻生さん自身の商業作品はこれが初読みです。

面白かったですし、いいお話でした。

『家賃半分の居場所です。』のスピンオフだそうで
前作も読みたくなりました♪
探します(@⌒ο⌒@)b ウフッ


それなりに真剣なんです。上 著者:麻生海
花音コミックス BLコミック 2010年6月
★★★★

それなりに真剣なんです。 上 (花音コミックス Cita Citaシリーズ)/麻生 海
¥650
Amazon.co.jp

◆あらすじ(コミックス裏表紙)
大沢直樹は小料理屋「今井」で料理人として働きながら一人娘・千都を育てるシングルファーザー。 恋という感情はとっくに忘れた日々を送っている。 そんな大沢を現在口説いているのが、「今井」の常連・吉岡誠一。 名前を裏切るかのような恋多き男からの誘いをいなしていた大沢だったが、吉岡と同居することになって…。 オトナの恋を描いた大人気作 ついにコミックス化! ◆





それなりに真剣なんです。下 著者:麻生海
花音コミックス BLコミック 2010年6月
★★★★

それなりに真剣なんです。 下 (花音コミックス Cita Citaシリーズ)/麻生 海
¥650
Amazon.co.jp

◆あらすじ(コミックス裏表紙)
人に頼ることを知らなかった大沢は、思わぬ同居により苦手だったはずの吉岡と過ごす時間が心地よくなっていた。 このままずっと吉岡と千都の3人で暮らしていたい・・・そう思い始めた大沢だったが、このささやかな願いが壊れる日は近づいてきて…。 「幸せ」までの道のりを描いた大人気作完結編! 大人たちの甘い新婚生活の大幅描き下ろしつき。 ◆



受けの大沢は、攻めの吉岡に対して
警戒しているところもあるので
ピシピシ言い返したりはしてますが
それほどキツい性格ではありません。

ただ、一人で娘を育ててるので
人に迷惑をかけないように頑張らなくては
という思いが強く、
誰を頼ることなく一人で抱え込んでしまってます。

そんな大沢をやたらと口説く吉岡ですが
この人、恋愛にだらしないんです。
何人もの男と付き合っては別れての繰り返し。
そんな状態をずっと見てるので
いくら吉岡に言い寄られても一切無視の大沢です。

でも、娘の病気をきっかけに急速に近づいていく二人。

温かいのですよ、吉岡が。
子供の扱いにも慣れてて、
千都ともすぐに仲良くなってますが
その理由は彼のバックボーンにあるんです。
それは、彼のルーズな恋愛事情にも影響しているような気がします。

吉岡も甘えるのが下手。
寂しがり屋なんですけどね。

甘えたり頼ったりが素直に出来ない二人が
千都という大切な存在を通して
お互いを支えあっていくようになります。

Hは終盤までないです。でも全然気にならない。

二人の心が繋がっていく様子がとても良いのです。


途中、大沢の元妻が出てきて
千都が可哀相な思いをしたりしますが、
彼女の立場からするとしょうがないのかなとも思います。
それでも、母として千都のことをもっと考えてやって欲しかったけど。

千都がカワイイです。
吉岡は大沢より父ちゃんっぽくなりそう。
描き下ろしの4コマがまさにそれwww


ストーリーには関係なく、一つだけ気になったことが…。
吉岡のベッド、枕が二つ並んでるんですよ。
で、吉岡はいつも手前に寝てる。
一人で寝てるのに、いつも奥のスペースを空けてます。

これにはいったいどんなエピソードがあるんだろう?
と思って読んでましたが、
最後までそれには触れてなかったので
あれ?と思ってしまった私でしたwww


ペーパーは上も下も同じのだった。。。
吉岡が父、大沢が母といった風情ですが
吉岡には母のスキルもあったりします。
大沢、負けるな!www


胸に響くセリフやシーンがたくさんあり、
読んでて優しい気持ちになれる漫画でした。


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