夜光花さんのリンクス新刊です。

ファンタジーです。
人外モノですよ~。

外見は人間と変わらないのですが

その背中に美しい羽根を持つ鳥人♪

鳥人族の長であるユーゴは
金髪にオッドアイの美貌の人。
でも気は強いし、腕っ節も強く勇ましいです。


蒼穹の剣士と漆黒の騎士 著者:夜光花 イラスト:山岸ほくと
リンクスロマンス BL小説 2010年4月
★★★★

蒼穹の剣士と漆黒の騎士 (リンクスロマンス)/夜光 花
¥898
Amazon.co.jp

◆あらすじ
翼を持ち空を自由に駆け回る、鳥人族の長・ユーゴ。 国との協定により、騎士たちとともに敵と闘うユーゴは、いつも自分を睨んでくる騎士・狼炎のことを忌々しく思っていた。 だが、実は狼炎の部族ではユーゴのような容姿の鳥人間を神と崇めており、彼には恋心を抱かれてたことを知って驚愕する。 ぎくしゃくとした空気の中、ある事情からユーゴは狼炎に媚薬を貰わなければならず…。 ◆



狼炎とユーゴ。
当初はユーゴは狼炎を嫌ってるんですよ。
すっごいムカついてて
それを態度に出すは、口にも出すは…(笑)

で、狼炎がユーゴに抱く思いを知ってびっくり!

狼炎は少数部族なんですが
彼らが崇拝している神に
ユーゴがそっくりなんですよ。

だから狼炎はユーゴが
神の生まれ変わりだと信じちゃって
ユーゴを守るべく傍にいたがるんです。

いくらユーゴが違うと言っても無駄で…。
で、神と崇め奉るだけでなく、
同時にユーゴへの恋心も持っています。

だから狼炎ってば、
剣の勝負でユーゴを負かし、キスしちゃうし、
とある事情でユーゴに依頼された媚薬を
試験的にユーゴに使って抱いちゃうしw
(神だと思ってるなら恐れ多くないのか?www)

なんだかんだ言いつつ、慕ってくる狼炎に
ユーゴの気持ちも変化してきて…。

お話は狼炎とユーゴの恋の進展と、
国王が寵愛する怪しい占い師の陰謀、
そして鳥人族の危機といった
ファンタジーならではの要素が絡んで進んでいきます。

竜も出てきますよ。
でも、口が臭いwww

Hシーンは3回ほどありますが、
夜光さんにしては軽めかしら?

鳥人族は翼を持ってるから正常位は出来ないらしい。
羽根が痛いってw

せっかく翼を持った受なんだから
羽根の描写があればいいのに…。
発情すると羽根が性感帯になるとか、
羽根触られると腰砕けになっちゃうとか。
そしたらもっとエロさ増量だったと思うんだけどw

あと、二人の寿命の違いもあるのですが
切なさ要素としては、あまり触れられてなかったり。
続編のためにとってあるなら嬉しいけど!(*^▽^*)

中盤、王女が出てきてユーゴに言い寄ったりして
ちょっと個人的に地雷系な雰囲気だったので
読むのがしんどかったですが、
地雷にはならずホッとしました。

新書で2段組という結構なボリュームですが
割とサクサク読んでいけます。

このお話の元になったのが
全サ小冊子で書かれたものだそうで、
そちらは絶滅した鳥人の
最後の生き残りの話だったそうです。

偶然にも先日乙女ロードで仕入れた中に

その全サ小冊子があったので、それも読みます~。


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