絶対シリーズ、真二×高城の完結編。
作品の発表順ではこの作品の前に、
スピンオフの『恋する絶対の法則』がありますが、
私は時間軸に沿って読んでます。


このシリーズ、真二と高城の恋は絶対なので
とても安心して読めます。

二人の心の繋がりが、どんどん加速していくのも素敵!


Hシーンそのものは、濃くはないですが
二人の『好き』が溢れてるので萌えますよ~。


絶対シリーズこれまでのレビュはこちら

好きこそ恋の絶対
君こそ僕の絶対


愛こそ明日の絶対 著者:いおかいつき イラスト:奈良千春
幻冬舎ルチル文庫 BL小説 2008年1月
★★★★

愛こそ明日の絶対 (幻冬舎ルチル文庫)/いおか いつき
¥540
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◆あらすじ
白バイ隊から刑事になって約四ヶ月――諏訪内真二は、恋人と過ごす新年を心待ちに、年の瀬の事件を追っていた。諏訪内の恋人・高城幹弥はエリート検事。二人は多忙極まる合間を縫って互いに夢中であることを確かめ合う。そんな中ひき逃げ事件が発生し、諏訪内の妹・美夏が事件を目撃。証言のために訪れた刑事課で美夏が高城に一目惚れしてしまい――!? ◆



会える時間、体を繋げる時間は少ないけれど
じっくりじっくり愛を深めている高城と真二です。


真二は小田原の出身で、
お正月に開催される箱根駅伝で

先導する白バイ隊員に憧れ警察に入りました。

交通課に勤務していたものの
残念ながら箱根駅伝で白バイに乗ることができないまま
刑事課に異動になったんです。

その箱根駅伝を、
高城と共に小田原で見ようということになり
お互いに1月3日に休暇願いを出し
その日が休めるようにと仕事を頑張っていました。


ところが、年末にひき逃げ事件が起きてしまいます。
そのひき逃げ事件と
別件で起きていた強盗殺人の関連性が出てきたため、
またしても真二と高城の仕事の接点ができます。

3日の日に休むには、事件を解決しなければならず
そのためばかりではないですが、
真二も高城も精力的に動いています。

そんな中、今回登場するのは真二の妹・美夏。
美夏が高城に一目惚れしてしまったために
真二は、美夏に打ち明けることになりますwww


真二の高城に対する熱い想いは
シリーズ1作目から炸裂してますが
高城の気持ちも同じように高まっているのがよくわかる。
本気で真二を愛していることが
彼の言葉だけでなく、仕草や行動からも伺えるのがいいのです。


萌えシーンに関しては、
高城は受ける側ですが
Hの時にリードを取りたがるんですよ。
『君こそ・・・』からはHの時に殴る心配もなくなってるので
すごく積極的。

端正な顔に色気を溢れさせて真二を煽ってますw

真二は、絶対に高城に痛い思いはさせたくないので
とてもとても丁寧に、自分が爆発しそうでも必死に耐えて
高城の体をほぐしてるんですよ~。
可愛い~!
いつまでも敬語が抜けないんで
えちしてるというのに
『失礼します』だの『お願いします』だの言ってるのが微笑ましい♪

積極的な高城が物語ラストのえちでとった行動は…。
俺が頑張ると言い出し、真二を動かさず
自分が仕切ってますw
真二は仰向けに寝転んで、高城のリードに任せてます。

萌えますよ~♪

終わった体勢のまま、
顔を見合わせて微笑みあってる二人の挿絵、
とても幸せそうで心が和みます。


仕事が忙しくてなかなか会えない二人。

でも真二は、仕事はライバルではないと言い切ります。

仕事をしている高城が好きになった。
検事という仕事に誇りを持っている高城が好きだから。
自分も高城にそう思ってもらえるようになりたい。
だから仕事を頑張る。


愛こそ明日の絶対というタイトルの意図するところですね~。

この二人は、きっとこれからもお互いを高めあっていくのでしょうね!
これがシリーズ完結編ですが
二人の話、もっともっと読みたいです。




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