英田さんの新刊『最果ての空』を読む前に
篠塚兄ちゃんの復習をしようと
エスシリーズ読みました。
このシリーズ読んだのはたぶん1年前くらいなので
兄ちゃんに関しては記憶があいまい。

ただ、『きっと兄ちゃんは椎葉を愛しているに違いない』
と妄想を膨らませたのだけはしっかり覚えていて…(笑)


エスシリーズ 著者:英田サキ イラスト:奈良千春
大洋図書SHY NOVELS
★★★★★

エス (SHYノベルス)/英田 サキ
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◆あらすじ
警視庁組織犯罪対策第五課、通称『組対5課』の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点がおかれている。椎葉は新宿の武闘派暴力団・松倉組に籍をおく男を情報提供者として工作している。ある日、寝起きの椎葉に一本の不明な電話がかかってくる。おまえのエスに気をつけろ、と。 劣情と矜持、孤独が交錯する男たちの物語!! ◆

エス 咬痕 (SHYノベルス 133)/英田 サキ
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◆あらすじ
大物ヤクザである宗近をエスとし、自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、ある日、上司から命令が下った。それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった!刑事とエス。それは運命を共有する関係でありながら、決して相容れない存在でもある。 孤独に生きる男たちの歪で鮮烈な愛の物語!! ◆


エス 裂罅(れっか) (SHYノベルス)/英田 サキ
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◆あらすじ
大物ヤクザでありながら椎葉のエスである宗近。宗近に特別な感情を持っていることを意識しつつも、刑事というポジションを選んだ椎葉。互いを想いながらも、ふたりはエスと刑事という関係を守ることを誓っていた。そんなある日、椎葉の前に現れた謎の青年・クロによって、すべたが狂い始める!罪と罰。そして、贖われるべきものとは? ◆


エス 残光 (SHYノベルス170)/英田 サキ
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◆あらすじ
ある日、大物ヤクザであり椎葉のエスでもある宗近が、何者かの銃によって倒れた。宗近を守るため、ある決意のもと宗近から離れた椎葉は、五堂によって深い闇を知る。複雑に絡まりあう過去と因縁。錯綜する憎しみと愛。奪われた者は何で憎しみを忘れ、奪ったものは何で赦しを得るのか。この闘いに意味はあるのか?闇の中でもがき続けた男たちの鎮魂曲! ◆



エスはやっぱイイ!
英田さんの作品はデッドロックシリーズも大好きですが
それと並んでこれも大好き!
どっちも五つ星でございますよ!

ダークでシリアスでハードボイルドで
身体も心も痛い表現が多いですが
そこには愛と憎しみなど重く深いものがあって
読み応えがあります。

また奈良さんの絵が
その世界観を濃密に重厚に彩っていて痺れます!

この作品のレビュを以前やっていたブログから
アメブロに引っ越してきた時に持ってきてあるので
読み返してみましたが、
宗近にも椎葉にも兄ちゃんにも萌えておりますw
レビュはコチラ↓
http://ameblo.jp/bl-cocolo-r/entry-10351780629.html


この時のレビュには書いてないのですが
私、五堂も好きなんですよね。
人の命を奪うことになんの呵責も感じない歪んだ男。

重い過去を背負っているが為に
奈落の底のように淀んだ
深淵の闇を抱えているんですが
その闇の中で平然と生きているように見せて
実は傷だらけで蹲ってしまっていたのではないかと。

五堂が人形のように愛でている紀里を
腕の中に抱いてその髪を優しく撫でる姿が
痛ましく思えてくるのですよ~。
だから椎葉の敵なのに、憎めなかったりしました。

あ、篠塚の復習で読んだのに、五堂に心惹かれてどうするw
や!兄ちゃんの部分はじっくりしっかり読んだので大丈夫!
当時してた妄想はやっぱり今回も!デシタ

これで『最果ての空』を読もうと思ったのですが
『デコイ』も読んだ方がいいのか。
英田さんのあとがきによれば
デコイにも兄ちゃんのことが書かれてるみたいなので
んじゃデコイも読まねばなるまい。

時系列的にはどうなんだろ?
エスデコイだけど、最果てデコイのあとなのか?

ま、なんにしてもこれからデコイ読みます~!



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