寡黙で鬼畜な秘書(アナタ) 著者:ふゆの仁子 イラスト:楠木潤
リブレ出版B-PRINCE文庫 BL小説 2008年11月
★★★★
寡黙で鬼畜な秘書(アナタ)―太陽の楼閣シリーズ〈2〉 (B‐PRINCE文庫)/ふゆの 仁子
¥693
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太陽の楼閣シリーズの第2弾です。
藤井3兄弟の長男・千真と秘書の桐山のお話。
時系列で一番最初になる話なので、腹違いの末っ子・諒の存在を3兄弟はまだ知らないのです。

世界にも有名な企業である藤井グループが、手がける都市開発プロジェクト「六本木サンクチュアリ」。
藤井グループの総帥である3兄弟の父は、その完成を見ることなくこの世を去った。
父の秘書であった桐山から知らされた父の遺言は、長男である千真をトップに3兄弟で企業の後を継ぐようにというものだったが、過去に父との軋轢から家を飛び出している千真は承諾できない。
返答の約束の日、父の秘書であった桐山に無理矢理に抱かれてしまう。


主従関係下克上が好物の那義は、このお話、おいしく頂きました♪

桐山も千真も10数年にわたり、お互いを思い続けていたのですが、BLの王道でもある気持ちのすれ違いから、お互いの本当の心のうちを理解できません。

桐山は、10数年かけて千真を自分のものにする計画を面々と実行していたのですが、そこには確かな愛情があるのです。
でも軽いヘタレ傾向にあり、すぐにネガ思考に陥ってしまう千真はぐるぐるしたあげく拒絶してしまったり。

他に3編ほど短編が収録されてますが、CP成立後の二人なので、甘甘だったりします♪
ブラコンの三男坊・郁が桐山と千真の間に入ってジャマしてくるのですが、小悪魔・郁にしてやられながらも、千真の喜ぶ顔を見て納得してしまう桐山はかなり重症ですねw



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