金髪（ｴｺﾞｲｽﾄ）と恋のﾚｯｽﾝ/ふゆの仁子[ﾚﾋﾞｭｰ]

太陽の楼閣ｼﾘｰｽﾞ
金髪（ｴｺﾞｲｽﾄ）と恋のﾚｯｽﾝ　著者：ふゆの仁子　ｲﾗｽﾄ：楠木潤
ﾘﾌﾞﾚ出版B-PRINCE文庫　BL小説　2008年10月
★★★

金髪と恋のレッスン (B-PRINCE文庫 ふ 1-1 太陽の楼閣シリーズ 1)/ふゆの 仁子

￥725

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◆あらすじ
母子家庭で育った諒は母を亡くし誰も頼る人もいなくて、途方に暮れていた。
そこに現れたのが、腹違いの兄だと名乗る男。
日本有数の巨大企業・藤井ｸﾞﾙｰﾌﾟの総帥が父であったという。
父の死後5年後に開かれた遺言状で諒の存在を知ったという兄3人に引き取られることになる諒。
新しく始まる生活のため、自分の過去を捨てようと、それまで描きためていた絵を海辺で燃やしている時に、金髪の男性と出会う。彼は、燃やそうとしていた絵を火の中から取り出し持ち去ってしまう。
諒はその金髪の男と、思わぬ場所で再会するが。。。◆


諒は幼い頃から寂しい思いを胸の中に押し込んで生きてきて、その表現である絵をアイザックが認めてくれたからこそ、アイザックに惹かれていったのだろうと思うのです。
諒の才能を見出しつつも、諒に対して距離を置こうとしてしまうアイザックも心に傷を抱えています。

うーん、ｽﾄｰﾘｰ的には面白いはずなのに、何故かハマれませんでした。
登場人物の心理がｲﾏｲﾁつかみきれず…。

個々のｴﾋﾟｿｰﾄﾞと　人物の心情がうまくシンクロしてないのかなぁ？


兄3人はﾌﾞﾗｺﾝ丸出しなのですが、その兄たちと扉1枚隔てたところでｴｯﾁしちゃう二人。
しかも、盛大に催される諒のお披露目ﾊﾟｰﾃｨｰ会場の控え室ですｗｗｗ
何故、今ここでやる必要があるのか？
あとでゆっくりやんなさいよ。
と、読みながら苦笑してしまった那義です。


この作品の主人公・諒よりも、兄たちの個性がそれぞれBL的に美味しい要素を持っているので、ｼﾘｰｽﾞのこの先のお話に期待してます。



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