神子を娶る蛇~神獣異聞~ 著者:和泉桂 イラスト:佐々成美
幻冬舎リンクスロマンス 小説 2009年10月発刊
★★★
神子を娶る蛇―神獣異聞 (リンクスロマンス)/和泉 桂
¥898
Amazon.co.jp


ファンタジーなお話です。
この神獣異聞シリーズはもう既に2冊出ているそうで、これが第三弾。
でも一話完結となっていて、どれから読んでも大丈夫との事でしたので、読んでみました。

◆あらすじ◆
神獣・玄武が守る『琴』の国 。
かつては勢力を誇ったものの、ここ数十年は荒廃する一方の貧しい国である。
そこで生きる義将は5歳の時、捨て子を拾う。
貧困の家庭であったが、男気のある義将の父は、その捨て子を義将の弟として家族に迎え入れてくれる。
その血の繋がらない弟・琳香は、7歳になると、玄武と天帝に仕える神子になった。
そして玄武の世話をする『玄武の花嫁』に選ばれた琳香だが、花嫁は生きて帰ることがないと知らされた義将は、琳香と共に逃げようとするのだが、追っ手を恐れた琳香は自ら天帝と玄武のいるところに戻ってしまい・・・。

琳香を取り戻そうとする義将のお話なのですが、前半は面白く、ぐいぐい引き込まれましたが、後半あたりから、お話が、というか文章があまりにもさっぱりとしていて、サクサク進んでしまう感があってちょっと乗れなくなってしまいました。

でも、それを気にしなければ、後半部分もよかったです。

義将と琳香、離れてしまってもそれぞれが相手を想う気持ち。
その人を救うため、立ち向かっていこうとする勇気、
その人を守るため、己を見失わないように踏ん張る姿。。。
愛の力ってすごいですね~。

触手が出てきます。
触手エッチです。
こゆのがダメな人は引いてしまうかもしれないですが、私は大丈夫、というか好きというか…(変態)
蛇もいっぱい出てきます。
爬虫類系は苦手ですが、小説の中では最近免疫出来てきたかもwww

このシリーズ、他の作品も読んでみようと思います。

青龍、朱雀、白虎・・・前の2作はこの中のどれかなのかな?



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