ソリッド・ラヴ 200年11月発刊
レイニー・シーズン 2001年6月発刊
オール・スマイル 2002年2月発刊
大洋図書SHY NOVELS 小説
★★★★★
- ソリッド・ラヴ (SHYノベルズ41)/榎田 尤利
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- レイニー・シーズン―吾妻&伊万里 (SHYノベルス50)/榎田 尤利
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- オール・スマイル―吾妻&伊万里 (SHYノベルズ64)/榎田 尤利
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榎田尤利氏の初期の作品ですね。
もとはネットで公開されていたものだそうです。
今日ソリッド・ラヴを読み始めたのですが、引き込まれてしまい途中でやめることが出来ず一気に3冊読み終えました。
今日はコレを読んでいただけの一日だったようなwww
元気で明るい吾妻と、クールなエリートの伊万里は同期入社の仲間だったが、伊万里の告白から男同士でつきあうことに。
二人の恋の話が進むにつれて、いろいろなアクシデントが起き、そのたびに悩み傷つき苦しんだりもするのです。
そんな二人と同期の王子沢も加わって複雑に心の糸が絡んでいきます。
榎田氏にしてはエロが濃い目ですね。
もう伊万里がエロエロ大魔人ですからーw
伊万里は仕事が出来るエリートで、冷静沈着なので、俺様キャラになってしまいそうな人物ですが、一人称が『僕』なので柔らかさがあります。
ソリッド・ラヴでは二人の出会い。甘い甘~い二人です。
レイニー・シーズンでは、それぞれが相手の気持ちに自信が持てなかったり嫉妬してしまったり。
オール・スマイルでは、男同士ならではの問題から二人の危機になってしまいます。
榎田氏らしく、単なる恋愛感情の動きだけでなく、仕事の問題が出てきたり、友情や家族関係もクローズアップされたりと色んなメッセージを受け取ることの出来る作品だと思います。
私が、いいなぁと思ったシーンがあります。
「明日、おれのこと、好きか?」
って吾妻が伊万里に聞くんです。
先のことはわからないけど、
永遠の愛なんていらないけど、
とりあえず明日は好きでいる
素敵だなぁと思いました。
そうやって明日を重ねていくのってシアワセですよね~。
最終巻の『オール・スマイル』では二人に深刻な危機が訪れますが、それをどうやったら乗り越えることが出来るのか。
どっちがどっちをではなく、二人で支えあっていくことって大切ですよね。
物語を通して、伊万里も吾妻も男として人として成長していくのがわかり、感動しました。
そうそう、脇の女性陣も魅力的です。
お局様的存在のキワ様、吾妻たちの同期の和泉さん。
二人とも味があって素敵です~。
私は、何気に王子沢がお気に入りだったのです。
王子沢のお話もあるので、次はそれを読みます~
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