花の慟哭 著者:夜光花 イラスト:高橋悠
ラヴァーズ文庫  2009年10月発売
★★★★
花の慟哭 (竹書房ラヴァーズ文庫) (ラヴァーズ文庫 76)/夜光 花
¥620
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獣人シリーズの『花の残像』の続編です。

ヨハンの策略で、須王と引き裂かれ、命の危機に晒された巴。
記憶を失ってしまった巴は、ある医者に監禁され、過酷な仕打ちを受けていました。

巴、須王、ヨハン…それぞれが抱える愛情。
その愛情の深さゆえに苦悩しています。

『花の残像』でのヨハンは、須王に向ける一方的な想いや願望、嫉妬深さで、嫌なヤツって思ってたのですが、この作品でヨハンのとった行動の裏にある彼の心の真実を知り、彼のことを理解できました。

巴が須王の弱点になるというヨハンは正しい。
だからといって須王から巴を引き離したことは許せませんが。
あまりに一途過ぎたんでしょうね。

須王にとっても巴にとっても辛い結末でした。



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