無罪世界 著者:木原音瀬 イラスト:よしながふみ
リブレ出版BBN  2007年9月発売
★★★


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もうね、攻めがロクデナシなんですよ。
詐欺みたいな値段でモノを売りつける悪徳営業マン。
賭け事好きで消費者金融から借金しまくり。
その山村に伯父からの遺産が転がり込むことになったんだけど、その遺産をもらうには洩れなくオマケがついてくる。
それが従兄弟の宏国、22歳。
彼はブラジルで暮らしていた子供の頃、原始インディオに攫われて育てられていたので、もう原始人並なんです。
言葉も原住民の言葉しか話せないし、文字も数字も時間の観念もない。
それを引き取って日本で暮らせるように矯正しろというのが遺産を貰う条件。
山村は条件を飲んで、宏国と暮らし始めるものの、
遺産だけなんとか前金で貰ってトンズラしようと目論むのです。

攻めが読んでて腹が立つくらいいい加減なヤツ!
しかも受けも野生のままで本能で動くからイライラ!
途中まで読むのが辛かったですよwww
でもさすが木原クォリティ、苦しいなと思いつつ読んでるうちにいつのまにか引き込まれてた。

ラストは山村の気持ちに思わず(゜ーÅ) ホロリとします。
宏国の感情だけは一番最後に来るまでわかりませんでしたが。
なにせ原始人ですからwww





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