Pet Loversシリーズ 著者:榎田尤利 イラスト:志水ゆき
大洋図書シャイノベルズ
★★★★☆
犬ほど素敵な商売はない (SHYノベルス164)/榎田 尤利
¥903
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犬ほど素敵な商売はない  2006年6月発売
飼い主・轡田×犬・倖生
ホストクラブ勤めに飽きていたユキオが、友人に誘われて始めたのは、
“ペットになって客を楽しませる会員制デートクラブ『Pet Lovers』のペット役(いわゆる男娼)”。
初めて派遣されていったのが、轡田のところだった。

轡田が求めているのは、エロ目的のペット化ではなく、本当の犬になりきること。
完璧な犬扱いに、2度目は行くのをやめようと思っていたユキオなのに、何故か、行くのをやめられない。
やがて犬として扱われることに、安堵さえ覚え始める。

いわゆるエロ重視の調教モノとは一味違います。

お互いが欲するものが同じだとわかった時の二人の営みは、狂おしいまでに濃いです。

ユキオみたいな犬なら欲しい。。。
いや、轡田の犬になりたい。。。
なんて、おバカなことがチラッと頭をよぎりました(ぁ



獅子は獲物に手懐けられる (SHYノベルズ 210)/榎田 尤利
¥903
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獅子は獲物に手懐けられる  2008年9月発売
ライオン・シン×ガゼル・千昭
父の経営する病院で、呼吸器内科医として働く鶉井千昭。
ある日、自宅マンションに帰宅した千昭が寝室に入ると、見知らぬ男に襲われ犯されそうになる。
男は『Pet Lovers』のライオン、蔵王寺真(シン)だった。

千昭は腹違いの兄・深見から長年虐待を受け続けている。
シンの一件も、深見の千昭に対する暴力の一環だった。


榎田作品のファンからは、虐待シーンが過激だと賛否両論だったようですが、那義的には、過激すぎるとは思いませんでした。(木原作品で免疫出来てるからかもwww)
ここまでやられても、自分の大切なものを守ろうとする千昭の強さを感じられたから。
千昭は決して食われるだけのガゼルではないのですよね~。
シン曰く、「千昭はライオンの雌」www

お話のクライマックスからラストにかけて、
千昭に対するシンの気持ち、シンに対する千昭の気持ちが
ビシビシ伝わってきてすごく切なくなります。

シンは強くて優しくて、惚れ惚れするほど百獣の王です!
ライオン萌え・・・(*´д`*)ポョョ~ン
ただし、千昭には甘甘で、毎日ガゼルの体中を嘗め回していそうなライオンですがw



秘書とシュレディンガーの猫 (SHYノベルス)/榎田 尤利
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秘書とシュレディンガーの猫  2008年12月発売
相続人・舘×秘書・雨宮
亡くなった祖父の遺言書に書かれていたのは
「全財産を、シュレディンガーを正しく指摘した一人に相続させる。」というものだった。
猫好きの祖父の飼い猫のうち、シュレディンガーを見つけ出せば全財産が手に入る。
舘を含めて3人の孫が猫探しを始める。

犬、ライオンの次は猫ですよ、猫!いいですね~!


読んでると、シュレディンガーはすぐに思い当たるのですが、
当の本人たちはなかなかたどり着けなくて面白い。
舘は猫嫌いで猫アレルギーなので、猫探しに苦労してますwww

雨宮は、つかみどころがなくて、でも艶めかしい。
何考えてるかわかんなくて、神秘的で色ぽい受けって好きです

この作品には、『Pet Lovers』のオーナーも出てきます。



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