きみがいなけりゃ息もできない 著者:榎田尤利 イラスト:円陣闇丸
リブレ出版BBN  2006年11月
★★★★★

きみがいなけりゃ息もできない [新装版] (ビーボーイノベルズ)/榎田 尤利
¥1,050
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マンガ家シリーズ第1弾です。


二木はペンネーム豪徳寺薫子(通称ルコちゃん)という少女漫画家。
だがその仕事は、非常にマイナーな出版社からの単行本が1冊と、年に数本の8ページから12ページの漫画のみ。
もちろんそれで食ってはいけない。
しかもルコちゃん、身の回りのことが一切出来ない人。
放っておけば何日も風呂入らないし、ゆで卵しか食べないし
洗濯どころか掃除もなにもかも出来ない・・・まるで男版『のだめ』w

その二木の面倒を小学生の時から見ているのが東海林。
アシスタントでもメシスタントでもないが、二木の生活の面倒からトーン貼りや写植貼りまでもこなす。
はっきり言って東海林がいなければ二木は生きていけないですw
ある日、二木に編集者繋がりで大手出版社から16ページの代原依頼が来て
東海林の助けでなんとか仕上げたら・・・その漫画が評判になって過去の単行本も売れ出して。
漫画家として軌道に乗り始めた二木と面倒を見ていた東海林の関係にも変化が出てくるのです。


ヘタレ受けが好きな方にお勧め~♪
ルコちゃん、すごいヘタレなんだけど、

とてもとてもピュアなのですよね。
そのピュアさゆえに、東海林が振り回されてる感もあります。
二人の心がとても切ないです。


マンガ家シリーズについて。

きみがいなけりゃ息もできない ・・・幼馴染同士
ごめんなさいと言ってみろ・・・小説家×漫画家
愛なら売るほど・・・営業マン×漫画家
吸血鬼には向いてる職業・・・吸血鬼(マジで!)×編集
きみがいるなら世界の果てでも・・・幼馴染

それぞれの作品の主人公と相手役は『きみが・・・』以外は全部違います。
でもどれも漫画家なので別の作品にチラっと出てきたり、友人関係だったりと、なにかしら繋がってるのが楽しい。

2008年に開催された榎田氏のマンガ家シリーズフェアで貰った既刊用小冊子。

主人公たち全員でスイーツ食べてますwww
ルコちゃん、律、泉、そこに藍も混じって、
ケーキなど食べながら恋の相談してたりして…w
楽しいです!



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