MO'SOME STING 著者:ヤマシタトモコ
リブレ出版ZERO COMICS  2009年9月発売
★★★★★
MO’SOME STING (ゼロコミックス)/ヤマシタ トモコ
¥630
Amazon.co.jp



いいお話でした。
生きることと死ぬこと、そして、どうやって生きるのか…テーマは重いですが、ヤマシタ氏の淡々として落ち着いた語り口なのですんなり世界に入れました。
本当はもっと痛い表現もあったそうですが、キャラたちに強い愛着がわいてしまったためカットされたそうです。

クールだけど実は優しいヤクザの浅黄、
死にたがりのドMな法律家・田貫、
生きるための正義をまっとうしようとする女子高生・久末十和子、
要領よく事なかれ主義で計算高い保険屋・射立、
ドSで暴力的な変態の中国ヤクザ・狐文
以上がメインの登場人物。十和子がヒロインです。

脇には女弁護士の久白が、
ラスボス(?)には狐文の父ちゃんで中国ヤクザのドン・王 貞馬(ドSでものすごく恐ろしい!)が。

エロは全くないですw
愛と勇気の物語?www
BL的には浅黄(一般的なホモ)は田貫(ドMなヘテロ)に、田貫は射立(一般的なヘテロ)に、
狐文(肉食系鬼畜バイ)は浅黄に惚れてます♡
どれも一方通行なんですけどね。

十和子の父親が浅黄の名を語りあくどいことをしたため
十和子が狐文(王に命じられて)から命を狙われてます。
それをかくまうのが浅黄たち。

何があっても生きたいと必死にあがく十和子のお話でもあります。
その十和子が命を懸けて叫んだ一言に、浅黄も田貫も狐文も射立も心を動かされます。

なまっちょろく生きてる私は、渇入れられたような気分。。。

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