鹿沼市の仲町屋台公園、と言っても別に食べ物の屋台が列ぶ公園ではありません。
仲町の彫刻屋台が、常設展示されている場所です。

鹿沼には、なんと38台もの彫刻屋台が現存するそうです。
この仲町屋台公園に展示されているのも、その内の一台です。



通常は、地元自治会のボランティアの方が、鍵の開け閉めをしてくれて中に入れるらしいのですが、伺った時はまだ正月4日なので、ガラス戸の外から眺めるだけでした。
それでも鹿沼の彫刻屋台、その出来映えは私の想像を超える物でした。
小さな写真等で見ると、単に安い欄間程度の透かし彫りの付いた屋台くらいに思ってました。
実際に見てみると、非常に手の込んだ立体的な物です。



資料によると、天保年間つまり幕末に作られたものとの事です。
現存する彫刻屋台の多くが、幕末から明治にかけて作成された物だそうです。
そのころ、鹿沼は経済的に大きく成長したと言う事でしょうね。
10月に行われる、鹿沼ぶっつけ秋祭りでは今宮神社氏子の27台の屋台の大半が町を練り歩くそうです。
なんとか、時間を作ってその光景を見たい物だと思います。


鹿沼市観光物産協会学ぶ 彫刻屋台