プロローグが長くなりましたが、ようやく出発のお話になるのでございますう。

(↑もう実際にはHKから帰ってきていますが。)





この日のBきゅうは、BQCからの最終便で、某国首都の火星空港へ向う予定でございましたあ。

(↑火星探査機みたいなムービングサロンというものがあるから、火星と命名)
 
 
(↑翌朝撮影)


そして、ANAさん便の出発口(空港)付近で宿泊することにより、国内線が遅れて乗り遅れることがないようにといふ、いつものパターンで、


いつも通りに、ほけほけとBQC空港へ行き


いつも通りに、ほけほけと、搭乗し、


特にコンジェスチョンもなく、予定通りするすると離陸し、

(↑なんかBQC発の便が減った気がしないでもない)






短距離便なので、

「あああ、うなのHemisphereからSUDOKUがなくなっている〜」

と嘆いているうちに、はやくも


機体はうぃーん、うぃーんと旋回して、某国首都の火星空港に到着、

(↑火星探査機みたいなムービングサロンという護送バスがあるから)






と、思いきや、




事件はその時起こったのです。






そう、飛行機が高度を下げて、うぃーん、うぃーんと旋回して、



FA殿らの最後のゴミ回収も終わり、



火星空港に離着陸する飛行機のピカピカが夜空に見えるようになってきたころ、










FA殿が走りました








かなり真剣にタッタカターと、通路を走りました。







はじめて、走るFA殿を拝見した気がいたしました。








ほどなく、







Medical professionalは、コールしてくれろと」










おおおお、よく映画とかドラマであるシチュエーション。










誰かいるのかなーと思う間もなく、


静かにすばやく、斜め前の紳士が、躊躇せずに、ピンポンするではないですか。








おおおお、おったのかー。









躊躇なくピンポンするとは強者ぢゃのー








「後方に座っているお客さんを見てくれろ」と言われ、そのMedical professionalは、しずしずと後ろへ向かったのでございましたあ。










ひじょーに不謹慎なのですが、こうして、FA殿が、前へ後ろへダッシュするのを見て、







Bきゅうの頭によぎったコトは1つ、







「こりは落ち着くまで、着陸できないんとちゃうかー?」








そうBきゅうがなさけないことを思っている間にも、ぐんぐん機体は降下していくのでした。






幸い、すぐに、そのMedical professionalは席に戻ってきて、


様態の悪い方は、お水をもらったりして、


機体はツツガナく、着陸したのでございましたよ。

(↑着陸GOの連絡とか、水汲みとかで、FA殿はさらに走ってたのね)









でも、着陸後、paramedicを機内に入れるので、着陸しても席を立つなという通告がありまして、









ほうほう、ほう〜、

いつもは、時間より早めに到着すると、「ゲートの準備がまだできてなーい」とかいうて、

ゲートに付けないことが多い中型機ですが、





今回は、着陸して、おするすると、すぐにゲートをゲット

ゲートに到着すると、すでにparamedicスタンバイ

ブリッジも秒殺で附く早さ。
 
(↑いつもの遅さは何なのよー)








が、入ってきたのは、黄土色の分厚い防火防寒服みたいのを来て、通路を狭そうに通る消防士みたいなごついおっさんたち。






おっさんもごついが、その装束もごつい。





火事はないのよ。






Bきゅうびっくり。

(↑これは予想外だったの)




看護師さんみたいな格好の人が乗ってくると思ったのに、厚い防火服を来た消防士さん装束だったの。






でも、間違えぢゃなくて、本当にparamedicらしい。

そういうものなんだ。






救命救急と消防を一緒にするって、、、無理あるかも。

なんであんなごつい格好しないといけないのかな。

空港だからなのかな。(ほれ、機体の火災とかも想定して?)

外が寒いからかな。

たしかに外作業になったら、そのくらい着ていたほうがいいわなー。






その後、数分、

結局、それほど重篤ではないらしく、乗客から降りてよいことになったのでございましたよ。







待ってる間、

後ろに座っている推定90歳のおじーさんが、電話しているのが笑えました。

「今、空港に到着したんだけどさ、Medical emergencyで降りられないんだよ。僕ぢゃないよ、僕ぢゃ。僕は大丈夫だから。」


何度か自分でない旨を言うてましたな。

(↑耳の通そうなじーさまなので、大声なのですう)






急病な方の回復を祈って



合掌