すでにアメリカへ戻ってきておりますが、日本へ行ったときのお話の続きを書きたいと思います。
さて、お話は、日本に戻って、羽田から大阪行きの飛行機に乗り、新聞でつまづいたところでございます。
そう、新聞事件から15分経過、飛行機は、するすると上昇していき、Bきゅうには、さらなる試練が待っていたのでございました。
FAさんが、まずお弁当箱を配ってくださいました。
ここまではどうにか。
弁当が出れば、つぎにお飲物と行くこともわかっておりました。
そして、FAさんがお飲みものを尋ねてくださり、
うだうだと写真をとったり、包みをあけて眺めてたりしたBきゅうですが、

↑こんな感じ~。。
ふと前方を見ると、
間髪を置かず
(↑誇張が入ってます)
FAさんがテーブルのものを下げに来ているではないですか。
汗!
3列しかないプレミアムクラスで、(1)お弁当を配る、(2)お飲み物のサーブ、(3)回収と、3ステップが、ホップ、ステップ、アップの要領で、
たん!たん!たん!と、たて続けにやってきたのでございます。
なぜか、わしの見える範囲の人々は、その1回めの回収で、スープカップも(けっこう量が多いと思ったけど)、サンドイッチの箱も下げてもらっているではないですか。
ひえ~。
ひえ~。
ひえ~、ひえ~。
新聞で躓いたBきゅう、ここは皆様のやりように従おうと思い、半分以上残ったそれらをゴミにしてしまひました。
早い、早すぎる。
が、皆さん、ご存知なのですな。
バキュームカーのように飲食してしまわないと間に合わないことを。
あのカップ2杯分くらいあるスープも、一気飲みしないといけなかったのですな。
あのおババ様方も、川向こうの紳士も、涼しい顔して、スープ一気飲みしていたのでせうか?
プレミアムクラスのお弁当名は、羽田ー伊丹線あたりはかなり苦しいですな。
ほとんど、休憩時間弁当。
(ほれ、高校生のときとかやりませんでしたか?4限目の前にお弁当を食べて、お昼休みを有効利用するやつ)
そう、5分で食べ切らないといけないお弁当でした。
早食い勝ち抜き戦ができる勢いでございました。
プレミアムクラス、トーシロには、むずかしゅうございましたあああ。
正直なところ、普段Bきゅうの乗っているアメリカの国内線と比べて、FAさんが着陸のために席に戻らなければいけない高度も高すぎるように思いました。法律上、そうなのかな。
わしの知っている範囲では、米国内線だと、飛行機が降下しはじめてから、FAさんらは、揺れる機体に合わせて、ふら~ふら~っとしながら、やる気なさそーに、だらだら~っとゴミ回収を行い、最後の直線に入るちょっと前で、ポンポンポン!って3回のアナウンスサインがあり、席に着くように思うのですよ。
国によって、システムが違うのはよいのですが、ともかく、この短時間フライトで、出された食事を食べ切るのは、かなりな技が必要だと思われました。
サンドイッチとスープでこれですから、もっといろいろ入った弁当なら、急いで食べるのは、すごーく大変だと思います。
Bきゅう、初めて悟りました。
「匠味」の匠は、作り手に求められる名だけでなく、短距離戦(短距離線ね)の場合、それを裁く客にも必要な技なのでございますね。
はじめての、今回は、スープくらいでよかったのかもしれません。
さて、飛行機から降りるとき、おばかなBきゅうに新聞を持ってきてくださったFAさんの目が生き生きしているように思われました。
(↑誇張が入ってます)
なんとなく、負けた気がして、しっぽを巻いて、すごすごと飛行機を降りるBきゅう。
そして、今、誓いを新たに(?)いたしました。
勝負は次回まで預けておくぜ。
合掌