『生活に疲れた』

ーーーこの気持ちは、エコノミー遠距離移動を定期的にされておられた方ならお分かりいただけると思います。



食べなくても、何もしなくても、、、、移動するためには、どうしても、飛行機には乗り込まないと行けないわけですし、毛布は使うわけですし、トイレは行くので、、、上記のように『疲れる』のです。


最近は、どうなのか存じませんが、以前は、、、






地上係員の『並んでくださ~い』の声もむなしく、殺到する人たちの波に飲み込まれ、

Bきゅうが、よろよろしていようなものなら、殺気立った地上係員が、『なにもたもたしてんのよ』ってどついてくる怖さ。






乗り込むための列ができても、なぜか後ろの人がぴったりと、Bきゅうにくっつき、Bきゅうがちょっと前に移動すると、さらに後ろの人も移動してきて、このまま、デモ隊として、機内に打ち壊しに入るのかと思うような群衆ができあがっておりました。

気持ちはわかるんだけどさー。

デモ行進の許可はとってないんだよー。







機内に入ったら、すぐに天袋争奪線が繰り広げられ、


わしのカバンの上にも、むぎゅ、むぎゅ、むぎゅ~っと、キャリーとか段ボール箱を押し込んでくる乗客の力強さ。

彼らがやると、不思議と、入ってしまうのでございました。

不可能を可能にする実行力、


ここで、日本経済はすでに負けたと思いました。





さらに、座席に座って、毛布を広げたときの、金髪の付いた毛布が畳んで座席に置いてある時のかなしさ。

奥さんが旦那様をかえり見て、『あんた何しとったんねん』と言うような、金髪の主張。


ライナスのように毛布が好きなBきゅうとしては、毛布がきれいでないというのは許せなかったのでございます。





乗り込んでから、出発までかなり待たされるので、14時間のフライトは実質15時間以上で、出発前に疲れました。




そうして、やっと飛び立ったと思ったら、抗議行動中のネコちゃんが使ったようなおトイレ。

がおー。





これを何度も繰り返した後、、、、


なぜ、日本帰省がこんなに大変なのだろう、という素朴な疑問を持ち始めたのでございました。





何年か前に、Bきゅうは米国内で引っ越しをしまして、引っ越し先からだと、それまで使っていた某米系航空会社へのハブ港への便数が少なく、ちょい不便になったということも、考えるきっかけでした。


それで、コロリと宗旨替えしてしまったのでございます。


新しい宗旨、それはANAでございました。



つづくで



合掌。