昨日は吉野ヶ里町議会臨時議会、全員協議会、議会改革運営委員会と

終日議会活動でしたので

町民の皆様へ状況をご報告いたします。

 

まず、道の駅吉野ヶ里さざんか千坊館

ここの展望台に隣接する形で

食事処を建設する予算約6240万円(財源五ケ山振興基金)が可決承認されました。

私が当選直後より求めていた

福岡との玄関口である千坊館の

有効活用のためには、

ダム基金を活用した

施設の増設が必要である

と、強く求めていた件が

実を結びました。

 

現在の千坊館の指定管理者である

佐賀市の有名フルーツパーラー「新SUN」さんの

吉野ヶ里の水と食材を活かしたスイーツ店と

展望を兼ねた休憩所の建設となります。

 

かつて、「さざんか夜覧会」などで

ライブも行っていましたが

雨に泣かされてきました。

 

ミュージシャンの方なども

即席ライブを企画されたりしている場所なので

出来れば簡易的なライブも出来る施設になっていければと思います。

来年には供用開始できるかと思います。

福岡との玄関口になる千坊館の新しい

魅力になるはずです。

 

また、10数年前より続いた懸案事項で

旧東背振村の中副付近の

町有地に不法に建設されていた建物の問題。

 

当該建物の収去命令に基づく行政代執行の予算約300万(財源 町費一般財源)

についても今回可決承認されました。

 

この件は、今年の3月の臨時議会で賛成1名により否決された案件です。

 

H28年3月議会において

強制執行費用300万の繰越予算として認められていたものの

その後、状況の進展報告が何らないまま

再度の繰り越しを予算計上されておりましたので

議会として執行部の姿勢に疑義が認められたため

否決となりました。

 

再度の予算繰り越しとなったのは

裁判上の手続きとして致し方ない部分があるのは

理解できます。

 

(法的な細かい報告は割愛しますが・・・)

 

民事執行法上の手続き過程や

弁護士との綿密な調整を執行部が怠っていた点は

明らかに職務怠慢が認められる。

 

その事を私自身、強く指摘しました。

 

それに対して明確な答弁が無かったため

私も否決に回りました。

 

しかし、裁判上の命令が下っているにも関わらず

代執行を行う予算を認めない事も

町民利益の逸失につながります。

 

そこで明確な反省は見られませんでしたが

今回は賛成とし、結果全員可決承認となりました。

 

しかし、代執行に関する予算300万円は町民の税負担である

一般財源を活用します。

 

取り壊しの代執行は建設者負担であるところを

行政が300万円立て替えるのです。

 

立て替え金の返還を任意に求めていくという変わらない受け身の姿勢、

裁判所からの命令が下っているにも関わらず

返還金を求めるための仮差押え等の保全手段を講じていない準備不足、

建物取り壊し及び将来ビジョンの明確な策定がないなど、

 

今後の代執行後もチェックを続けていくべき点が

多々ある状況での可決賛成になっていることも

ご報告いたします。

 

ほか、議会改革委員会で

次の改選後には

インターネットによる動画配信で

広く町民の皆様も

議会傍聴を出来る手段を講じる事も提案いたしました。

 

動画配信により政治参加と町の運営状況の確認に大きく動画配信は役立ちます。

議会に参加していない行政マンの皆さんの知識向上にも役立ちます。

 

何よりも、全国的に議員の資質が問題視されている中

議員の質と品格を高めるためにも、議会の動画配信は必要であると

私は考えています。

 

議員間の合意形成も、

取れつつある感触に至りましたので

今回ここに報告いたします。

 

ネットによる議会傍聴は

次回の改選後、それ以降の採用にはなりますが

吉野ヶ里町の政治の在り方も

少しずつ進展していることに

ご期待ください